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SKイノベーション、廃プラスチックから製品原料を


SKイノベーションは廃プラスチックから石油化学原料を生成する技術の開発に挑戦する。

SKイノベーションは25日、去る23日に済州クリーンエネルギーと廃プラスチックから石油化学原料を作り出す熱分解油の性能向上および後処理技術の検証のための共同開発契約を結んだと明らかにした。熱分解油化技術とはプラスチックやビニール製造技術を逆にしたもので、廃プラスチックや廃ビニールを加熱分解して、石油化学原料である「熱分解油」を作り出す技術をいう。

今回の契約締結式はコロナ19の拡散を防止する次元で、京畿道のSKイノベーション技術革新研究と済州クリーンエネルギー本社と映像によって行われた。

熱分解油でプラスチックのような石油化学製品を作るためには、不純物の管理が重要だ。現在、国内企業は廃プラスチックの処理過程で生じる不純物を完全に除去できないという問題を抱えている。

SKイノベーションはこの間に築いてきた石油化学製品に対する処理ノウハウと研究開発能力で、済州クリーンエネルギーとともに不純物を大幅に削減する技術を開発し、商品性を高める計画だ。今後、SKイノベーションは廃プラスチックから抽出した熱分解油を、SK蔚山コンプレックスの精油・石油化学工程に投入する方針だ。

一方、SKイノベーション理事会のキム・ジョンフン議長は、最近オープンした自社ニュースチャンネルの英語版に「ともに危機を克服しよう」というタイトルのコラムを寄稿し、社員に革新を注文した。キム議長は英文の寄稿記事で「SKの伝統と企業文化にはビジネスにインスピレーションを吹き込むアイデアは人からで出てくるという信仰が敷かれている」とし、「最近オープンした社内大学はさまざまな分野の知識やアイデアをメンバー間で流れるようにし、自発的であり、意欲的に脳を活用しようというSKの人材像につながるだろう」と強調した。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-25 17:35:43




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