A. | 多分、そうだと思います。 アメリカのボストン大学医学部の教授が証明までして、その業績でノーベル賞まで受賞したので信じなければならないでしょう。 少し修正しなければなりません。彼が受賞した賞は本当のノーベル賞ではなく奇抜で異色の研究に与えるイグ・ノーベル賞 (Ig Nobel Prize)でした。 とにかく、ボストン大学医学部産婦人科のドボラ・アンダーソン教授チームは、この都市伝説を究明するために研究しました。 実験はそんなに難しいものではありませんでした。精子が入ったチューブにダイエットコーラ、一般のコーラ、カフェインなしのコーラを入れて殺精効果を比較してみたのです。コーラを入れたら精子が1時間以内にほとんど死にましたが、その中でダイエットコーラが最も卓越した能力を誇ったということです。 コーラのほかに他の炭酸飲料、例えばサイダーのようなものを一緒に比較してみなかったのは残念ですが、結果は一応効果があるということで集約されたわけです。 勿論時差が問題であることはあります。「いつ注ぐべきか?」という時差です。 精子がすでに子宮に到達した後なら効果はないでしょうから、愛を分かち合う前にコーラ1本をあらかじめ持っておくといいです。 時差よりも大きな問題があります。 「効果がない」という相反する研究も出ていて、この研究も同じイグ・ノーベル賞 を受賞しました。台湾の台北医学部研究チームはドボラ・アンダース教授の研究(1985年)が出た2年後の1987年に同じ実験を行いましたが彼らは1時間経っても70%以上の精子が生きているのを見たと言います。台湾の研究チームは全く違う結論を出しました。 「殺精能力が全くないわけではないですが市販されている殺精剤よりは弱い」 なぜ、このような相反する研究が出たのでしょうか? もしかしたら実験に使われた精子の状態のせいではなかったでしょうか? この問題はそれぞれもっと計算してみることにして、とにかくコーラを避妊用に使わないでください。 避妊効果を立証したドボラ・アンダーソン教授も「コーラの毒性の強い成分が精子だけでなく女性の体の中にある有益な細胞まで殺すことができコーラを注いだ部位が炎症を起こすこともあるので使わないように」と伝えたそうです。 コカ・コーラ側は? 都市伝説の時もイグ・ノーベル賞授賞式の時も沈黙を守っています。 |