Q.ドラマ「太陽の末裔 Love Under The Sun」のロケ地、太白について教えてください

답변게시판
A.
江原道(カンウォンド)太白市(テベクシ)に行くと男女が仲良くキスをする銅像があります。銅像の主人公が誰なのかは、ご存知でしょう。

ドラマ『太陽の末裔 Love Under The Sun』(以下、『太陽の末裔』)で主演したソン・ジュンギとソン・ヘギョです。

太白市は3億7000万ウォンをかけてドラマのロケ地を復元しドラマの中のキスシーンを表現した銅像、ソン・ジュンギの軍靴造形物などを取り揃えてロケ地を観光客を誘致する武器として活用しようとしました。

ロケ地の入口にはウルク聖堂も復元しておきました。ソンソンカップル(ソン・ジュンギ、ソン・ヘギョ)がドラマの恋心を受け継いで夫婦になった後、ロケ地を訪れる男女がかなり多かったです。ソンソンカップルの甘い恋愛が自分にも実現して欲しいという願いもあったのでしょう。

太白市は毎年、夏にカップル祭りを開きました。そして結婚2年目にしてカップルが破局を迎え観光客を誘致しようとする太白市の願いは霧散しカップル祭りも幕を閉じてしまいました。

それでもドラマにハマったファンなら一度は行ってみるべきところです。ドラマに登場する各種造形物やウルクの地震現場、ギリシャのザキントス島から寄贈された各種特産品を見ることができます。ウルク太白部隊の売店であるPXで簡単に食べ物も買えます。

もし太白を訪問する計画があれば夏がいいと思います。「涼しい夏、白い冬」が太白の気候だからです。まあ、花咲く春であっても構いません。

ソウル、釜山(プサン)などの大都市からはアクセス性が落ちるということが少し欠点ではありますが、太白では四季を通して祭りが開かれます。春にはツツジ祭り、夏にはクールシネマフェスティバル、ウォーターフェスティバル、求門沼(クモンソ)龍祭り、秋には太白(テベク)祭、冬には雪祭りが観光客の目を引きます。

韓国の南の最も大きい2つの川である漢江(ハンガン)と洛東江(ナクトンガン)発源地がある太白は人口が10万人を超える都市でした。「石炭産業のメッカ」と呼ばれていた時代でした。2022年2月現在、人口が40,515人でソウルの大きな洞にも達していません。

ドラマのロケ地を除くと太白が見所になる場所は、源流の倹龍沼(コムリョンソ)、洛東江発源地ノドルセム、洛東江と漢江五十川の分水嶺となる三水嶺、太白市内にある蓮池の黄池蓮池、韓国で唯一山を横切る川である求門沼、風力発電を行う標高1300メートルの高原地帯である梅峰山(メボンサン)風力発電団地などです。

山が好きな人は、太白山、咸白山(ハムベクサン)を楽しんでもいいです。それほど高くはありませんが、それでも韓国の南では6番目、7番目に高い山です。太白で開かれる主なお祭りが太白山を挟んで開催されますが、太白山国立公園内には東洋最大の石炭博物館があります。

漢江の発源地である倹龍沼の周りは約20メートル。深さは分かりません。1年中9度の地下水が石灰岩盤を突き抜けて2,000~3,000トンずつ噴出していますが、見ただけでも涼しいです。

洛東江の発源地はしばらく太白市内にある黄池と推定されましたが、今は梅峰山天衣峯(チョニボン)に栄光を奪われました。太白市はまだ黄池蓮池を洛東江の発源地として押しているところです。

黄池蓮池は黃(ファン)の名字を持った父子が托鉢に来たお坊さんに牛糞を投げつけて門前払いをし罰を受けて家が変わった場所だという伝説があります。この家の嫁が姑に内緒で僧侶にお布施をし「この家はすぐに災いが起きるから生きたいならば私についてきてください。 ただし絶対に後ろを振り返ってはいけない」と警告されたそうです。子どもを背負ってお坊さんについて行きましたが、後ろから「ゴロゴロ」という天地が崩れる音がしたので後ろを振り返り子どもと一緒に石になってしまったといいます。嫁の後を追ってきた子犬もおまけで石になりました。

  • 求門沼と黄池川(黄池川によって形成された洞窟が求門沼)



黄池蓮池の水は約20キロメートルを流れ太白の高い渓谷に出会います。しかし絶えず蓮花山の麓にある奇岩怪石を横切る大きな水路が広がります。川の水が山を越える(渡江山脈)伝説の現実を広げたわけです。続く岩はまるで川に逆らって泳ぐ龍のうろこのようで夏の狭い穴の間から降り注ぐ白い泡沫は白龍の力強い後ろ姿を連想させます。朝鮮時代の数多くの詩人に詩的なインスピレーションを与えた場所です。

最近、太白で思い浮かぶ見どころは、梅峰山風力発電団地です。

  • 梅峰山風力発電団地

韓国人には、かなり異国的な風景です。真夏にも暑さどころか少し涼しい風が吹く場所で団地の周辺には半世紀以上続いてきた高冷地野菜畑が風光を添えてくれます。
  • Lim, Chul
  • 入力 2022-03-28 00:00:00

Copyright O2CNI All rights reserved.

目錄


      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア