Q.車のフロントガラスに電話番号が置いてありますが、不安になりませんか。
| A. | ずっと前にパリ市内を歩いていて、ソウルではなかなか見ることができない慣れない光景を見ました。4車線の道路の片側に、それこそ少しの隙間も見つけることができないほど、車が並べて駐車されていました。文字通りbumper to bumper状態でした。 丁度、1人の女性が車を出そうと運転席に座りました。その状態で車をどのように出すのだろうか。1~2台じゃない前の車をどけてもらうこともできないだろうに。気になって見守っていました。 見ていると、車を出す方法は本当に簡単でした。車を前後に動かしながらバンパーをぶつけていると、隙間ができて余裕で車を出して運転していったのです。車を駐車させる時も同じでした。 自動車のバンパーは擦れたり、傷ついても関係がない。このような自動車文化に精通している国であれば、事情が変わったことでしょう。偶然、バンパーが軽く擦れただけで、襲い掛かるドライバーが沢山いる国、バンパーが傷ついても大丈夫だと余裕をもって言うと心の広大な人だと思われる国では、バンパーを毀損させるなんてことはできません。 バンパーぐらいは壊れても構わないという自動車文化があるなら、電話番号を残していくことはないでしょう。ほとんどの場合、自動車に自分の連絡先を書いておくのは、駐車してはいけないところに車を置いてきたり、自分の車のせいで後ろの車が出れないような場合に備えてです。 「急用を済ましているところだ。連絡をくれ。すぐに来て、車をどけてやる。」このような暗黙の約束が、残された電話番号に含まれているのです。 駐車された車が邪魔で、どけてもらおうと車外にでてきた運転手も、フロントに置かれた連絡先を見て、了承します。もし、電話番号がない場合は前の車を押して動かせない状況だったら、おそらく火が出たように怒るでしょう。急いでいなくても、怒るに違いありません。 バンパーをぶつけて前後に動かし、車を出すことができれば、特に問題ではありませんが、そうできない場合は怒ります。 かといって正常な車を破壊したりすることもないので、まずは待つでしょう。3分、5分待って来なければ、携帯電話を取り出して写真を撮るでしょう。動画を撮るかもしれません。このような恥知らずのドライバーのせいで、約束の時間に遅れて、ビジネスを台無しにしたと噂を出すでしょう。 誰か同調すれば、車のナンバープレートを根拠に、ドライバーの個人情報荒らしが始まります。個人情報荒らしが始まるとということは、身の上がばれてしまうということです。知らない人に電話番号を教えるのが嫌で表示をしなかったのに、個人情報がばらされてしまう悲劇が発生するのです。 「禍を避けようとして、より大きな禍をもたらした」と言いますか、まぁ似たようなことになるのです。 それでも電話番号を残すのは後味が悪い場合は、駐車してはいけないところに絶対に駐車しないでください。 いや生きていると、そのようなところに車を寄せることもあり、非常に急な生理現象が起こることもあります。私の車のために他の車の運行が中断される場合は、車をどかすことができるように措置をしたり、連絡先を残さなければなりません。それでも電話番号を残したくない場合。 通常は、あまり使わない方法を一つ教えてあげましょう。電話番号に他の人の名前を書いておくのです。車を駐車した時にのみ使う名前です。電話がかかってきて車をどかしてあげた後、もういちど電話がかかってきたら、「そんな人はいない。間違い電話ではないですか」と切ることができます。 このような方法で保証することができるかどうか分かりません。バンパーぐらいは軽く毀損されても構わない社会、個人情報荒らしがない社会が恋しいですね。 |
- Lim, Chul
- 入力 2014-11-20 15:00:00
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