Q.韓国人はいつ頃から犬肉を食べはじめたのでしょうか?

답변게시판
A. 1500年代初め、アフリカ大陸を訪問したスペインのある宣教師が書いた文書を短く紹介します。「木の箱に400匹にもなる犬が閉じ込められていた。一部はすでに売られていた。その地域では犬が食用として使われるという事実を知っていたスペイン人は驚く私を見て、何をそんなに驚くのか、今日は犬の数が少ないほうだと話した。見ていると、確かにその日は供給量がとても足りなかった」と記録されています。

だからといって、犬肉を食べるのが当然だったり自然だと言うのではないので誤解しないでください。先祖が犬肉を食べていた北アメリカのネイティブ・アメリカンたちも、最近は食べないとも言いますし。

犬肉を食べたという記録は、さまざまなところで探すことができます。北西アフリカでは、犬肉を食用にすることは20世紀まで続き、アラブではナツメヤシを与えて育てた犬肉を珍味としていたそうです。ドイツでも20世紀初め、犬肉を食べていたという記録を見出すことができ、1870年にはプロイセンとの戦争中に食べるものがなく、パリの市民たちは犬肉だけでなく猫も食べたそうです。

戦争のために、あるいは天変地異で食物を求めてさまよった人々が犬を食用に使ったという事例はいくらでも見出すことができますが、かといってこれは弁明になりませんし…。きわめて例外的なケースでは人肉を食べたという記録もありますけど。

平常時であり、しかも食べものが天地にあふれるソウルで、暑い夏ともなれば犬肉の店が混み合うのはなぜか…という質問にはいくつかの文化的な衝動が含まれていることは事実です。

外国だけでなく、ソウルにも伴侶動物として犬を抱いて歩く人たちは、犬肉を扱う店を見るとびっくり。ソウルでも犬肉を食用にすることに関しては議論が多く、犬肉を料理して出す食堂で「犬肉」と書いた看板を掲げているところはほとんどありません。大きく目を見開いても、探し出せないでしょう。以前は大部分「補身湯(ポシンタン)」という名前でしたが、精力をつけようと犬肉を食べるというのに、これではなんともおかしいでしょう?それで、補身湯という名前もとりさって、まったく店の名だけを看板に書いたところも多くなっています。

ソウルオリンピックが開催された1980年代末、犬肉を食べる文化に対する外国人の視線を気にした当局は、大々的に犬肉料理店を取り締まったことがありました。その当時は犬肉愛好家だけでなく一部の知識人も、文化が違うからと他国を誹謗するのは正しくないし、他者を意識して自国の食習慣を無理やり正そうとするのは事大主義だと非難したと言います。他人から非難されるとよけいに反発するのが常で、「犬肉食用反対」というプラカードをソウルに掲げることは容易ではなかったようです。

また、韓国では会社や組織での団体会食が少なくありませんが、会食を犬肉料理店に指定する社長もまれにいます。自分は「犬肉は食べません」と言ったところで度量の無いやつだと言われるだけで、無理やり連れて行かれて食してみて、犬肉愛好家に変身することもあるかもしれませね。

犬肉が強精剤という認識のために、夫に精力をつけさせるために妻や姑が犬肉を食卓に出す場合もありうるので、犬肉を食べたくない韓国の夫は腕立て伏せでも熱心にして体力をつけるほかないでしょう。

Tip: 犬肉が他の肉類に比べて特別な成分が入っているというわけではない。しかし、犬肉の脂肪は溶ける温度が低いため、消化がよい。このため、体力が消耗しやすい夏季や体力のない人、回復期患者の栄養補充に役立つのは事実だ。(患者に勧めるわけではありませんので誤解しないように)
  • Lim, Chul
  • 入力 1900-01-01 00:00:00

Copyright O2CNI All rights reserved.

目錄


      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア