Q.韓国の人々が一番多く利用する占いにはどのようなものがありますか?(下)

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A. (※この記事は「韓国の人々が一番多く利用する占いにはどのようなものがありますか?(上)」の続きです。)

このような占い師がいるのであれば、会いに行って占ってくれと懇願したいくらいだ。ところで面白いことに、以前は士人(高い教養と徳を備えた人)のうち、四柱推命が得意な人が多かった。

士人たちの本棚に四柱推命の基本書である易経・周易の書籍が一冊くらいは置かれていたからだ。性理学を命のように大切に思った士人たちは、彼らが聖人として敬う孔子が周易の下編の著者として語られていたため、細かく四柱推命を学ぶことはなかったとしても、基本は知っていたのだ。

韓国人が一年の運勢を知るために一度は確認してみたことがあるだろう『土亭秘訣(トジョンピギョル)』を作ったイ・ジハム(李之菡)も士人だ。土亭秘訣は易経を基本のベースにして四柱を解いた術書だ。あえて占い師のもとを訪れなくても、自分で自分の運勢を調べることができるように、簡単に解説した案内書だ。一時は、ほとんどのスポーツ新聞が「今日の運勢」というコーナーを新聞の片隅に固定的に配置していたが、これもまた四柱推命に基本を置いている。

仏教寺院を訪れて福を祈り、病気を治すというグッ(家の安泰などのために祈り、神霊や死霊の意思を伝達するために歌ったり踊ったりする儀式)をすることは迷信だと責め立てていたが、国の吉凶禍福を調べるために『易経』のページをめくる手間はいとわなかった。

占いをする方法は非常に多様だ。智異山や俗離山で20年間修道を行って世界の道理を悟った易術人から、神が降りたとグッを始めたムダン(巫女)、暇つぶしに四柱推命を勉強して易理を知ることになったという若い会社員まで、占い師も多様だ。韓国で占いをするシャーマン(巫女)と易術人が50万人に達するのだから、「神の降りた国」と呼んでも構わないくらいだ。占いの市場規模も4兆ウォンに達する。

50万人で4兆ウォンの市場となると、1人当たり年間800万ウォンだから、占いを生業にしている人は本当によく当てるという噂が出ていないかぎり、本人の運勢を心配する必要があるのではないかという気もする。

占う方法も四柱推命を鑑定したり、顔相、手相、さらに足相も登場する。米、鳥、コイン、チェギ(おもりと紙で作った羽子のようなもの)などの小物もそれぞれ違う。

しかし、やはり一番は四柱推命だ。有名な顔相家や手相家も四柱推命を基にしたり、四柱推命で補完する。当たりはずれはともかく、四柱推命と名前鑑定は欠かせない基本技だ。

写真だけを見せただけでも人生を見通す腕のいい占い師がいるという噂もあるが、直接会ったことがない以上、信じることは難しい。先日、JTBCで放送されたイ・ヨンドンPDの占い師検証番組では、6人が腕っぷしがあるという基準に合格し、そのうち1人の占い師は非常によく当てると思えるほどだった。本当に神に通じたのだろうか。



☞ 四柱推命、顔相、手相を鑑定する易術家が共通で後付する言葉がある。人の運勢は心の様相に応じて変化するという。「四柱より、顔相がよく、顔相より心相が優れている」という、韓国のことわざがある。人の顔は仕事、年齢、自信などの感情によって変化する。40代を超えると自分の顔に責任を持たなくてはいけないという理由もここにある。
  • Lim, Chul/写真=JTBC放送映像キャプチャ
  • 入力 2015-06-01 00:00:00

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