Q.「マイ・リトル・テレビジョン」がどんなシステムのテレビ番組なのか教えてください。

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A. もしかして『私は歌手だ』というテレビ番組を知っていますか。2011年に韓国の地上波テレビ放送局のMBCが放送して、ヒットした歌手のコンテスト番組です。

MBCが日曜日の夜のゴールデンタイムに失敗を繰り返して、苦心の末に出した番組です。歌手7人が舞台で公演を行った後、厳密に選定された評価団の投票を経て、最下位になると番組から降板するというコンテスト番組でした。

この番組に出てきた歌手たちは本当に熱心に歌を歌いました。他の歌手の歌を編曲して自分のスタイルで歌い、アイドルに押されていた歌唱力のある歌手たちが自分の音楽世界を知らせる機会としても活用されました。しかし、競争で最下位になると脱落するという悲運を迎えるため、歌手たちとしては体面を失ったりもしました。

歌手たちの歌の競争、自分の好きな歌手を応援して、誰が1位になり、誰が脱落するのかを気にするファン、まさにこのような点を製作陣は狙っていたのでしょう。

以後、放送だけでなく、市場でも「私は○○だ」、または「君は○○だ」といった言葉が大きな流行に乗りました。

『マイリトルテレビジョン』(以下、マリテル)も、本質的には競争の要素を取り入れた番組です。

テレビスターたちと各界でそれなりに認知度を持っている専門家の5人が、それぞれが企画した番組を一人で進行して対決をするというのが番組の要点です。それぞれの番組が同時間帯にインターネットで生中継され、生放送が終わった後に編集してテレビ放映するさいに唯一加えるのがランキングです。「誰が1位になったか」に対する視聴者の関心がなければ、番組の存在理由もなくなります。

テレビの生放送で出演者たちのライブ放送を同時に見せることはできません。そこで登場したのが、インターネット放送です。インターネットであればこそ、5人の司会者が進める放送を一度に生放送できるため、競争が可能なわけです。どのライブ放送にアクセスが多いのか、テレビで言えば誰の視聴率が最も高かったのかによって、順位が決定します。マリテルのインターネット生放送は、ダウムのtvスポット(http://tvpot.daum.net/)で見ることができます。

テレビ放送では、インターネット放送が行われた後に、進行役を介して各ライブ放送を紹介する形で放映されます。現在、司会進行は昨年の富川漫画祭で広報大使を務めたソ・ユリ氏が務めています。「ミス・マリテ」と呼ばれています。

MBCは去る2月8日、マリテルのインターネット生放送をはじめて行った後、テレビで2月22日と28日の2週にわたって2回放送しました。これがパイロット放送でした。

パイロットには、ペク・ジョンウォン(料理)、チョア(歌、ダンス)、キム・グラ(ポップ音楽)、ホン・ジニョン(モクパン)、キム・ヨンチョル(英会話)、チョン・ジュンイル(音楽番組)など、6人が出演しました。順位は照会した名前順でした。

本格的な番組は4月12日のインターネット生放送を経て、4月25日と5月2日の2回にわたりテレビで紹介されましたが、この時はパイロットで1~3位を占めたペク・ジョンウォン、チョア、キム・グラとイェ・ジョンファ(フィットネス)、カン・ギュンソン(悩み相談)などが放送対決を繰り広げました。

パイロット番組を除けば、7月現在までに、インターネットを介して放送されたマリテルは8回です。これを2回に分けて放送するため、放送分は16回になります。最新のインターネット放送は8月1日と8日の2週間にわたり電波に乗る予定です。

いろいろな人が登場しましたが、パイロット番組の時から今までマリテルに登場し続けた人物はトークショーを進行するキム・グラだけです。料理番組で最も多くの1位を占めていたペク・ジョンウォンは父親がゴルフ場のキャディーにセクハラしたという疑いを受けて一時的に降板して、7月28日の放送からは抜けました。

マリテルがインターネットで視聴者とチャットをやりとりするインターネットの生放送なだけに、チャットウィンドウに父親の話が出てきた場合には対応をしないわけにもいかず、おそらくこのような理由で降板したのでしょう。

マリテルが放送対決の番組ではありますが、特典や罰則は少し弱いように見えます。最初の数回は最下位になると、次回の放送に出演する機会を失うように見えましたが、これまでの出演者を見てみると原則が揺れるようです。先に紹介した『私は歌手だ』も脱落理由が複数回変わりました。

キム・グラの場合、3位が最高順位で、4位や最下位になったことも多いので、出演者としての地位は不動だと見ることができます。現在の傾向から見ると、この番組が続く以上、今の位置を確保することになるでしょう。魔術師のイ・ウンギョルは出てくるたびに、ペク・ジョンウォンの後に続いて2位になっていましたが、7月12日のインターネット放送には現れませんでした。ペク・ジョンウォンが降板した後の空白を埋めたのですが、おそらく個人の事情で放送スケジュールを変更したのかもしれません。

マリテルはテレビとインターネットの融合や、共存のモデルとして評価することができるでしょうか。そうであるかもしれません。ただし、テレビの生命力が視聴率にかかっていることを勘案すると、現在のところは五分五分といったところです。

7月に最終的に放映されたマリテルの視聴率は8.8%で、バラエティ番組の中では中間程度を占めています。放送時間が土曜日の夜11時15分から12時35分であるため、深夜の時間帯にしては悪くないほうですが、ゴールデンアワーに移すほどの高視聴率というわけでもありません。

放送内容がトークショーや料理、マジック、音楽、ダンスなど、これまで放送されてきた、バラエティ番組で主に扱ってきたテーマであるうえ、出演者も新しい人物が投入されず、いつまで新鮮な感覚を維持できるのかも未知数です。もう少し見守ってみないと、答えは出てこないようです。


参考までに、マリテルの歴代出演者とランキング順位をお教えします。

△写真=マリテルに出演した初回に独走していたペク・ジョンウォンを抑えて1位になった折り紙の達人、紙文化財団 生涯教育院のキム・ヨンマン院長

パイロット(インターネット生放送:2015.2.8)
- 1位:ペク・ジョンウォン(料理)
- 2位:チョア(ダンス、歌)
- 3位:キム・グラ(トークショー、ポップ音楽、医学相談)
- 4位:ホン・ジニョン(モクパン、コーディネート)
- 5位:キム・ヨンチョル(英会話)
- 6位:チョン・ジュンイル(音楽番組)

1、2回(インターネット生放送:2015.4.12)
- 1位:ペク・ジョンウォン
- 2位:チョア
- 3位:キム・グラ(野球)
- 4位:イェ・ジョンファ(フィットネス)
- 5位:カン・ギュンソン(悩み相談)

3、4回(インターネット生放送:2015.5.3)
- 1位:ペク・ジョンウォン
- 2位:イェ・ジョンファ
- 3位:チョア
- 4位:キム・グラ(歴史)
- 5位:San E(ヒップホップ)

5、6回(インターネット生放送、2015.5.17)
- 1位:ペク・ジョンウォン
- 2位:ハニ(ダンス、歌)
- 3位:チョン・ジュニョン(レビュー)
- 4位:キム・グラ(経済)
- 5位:ホン・ジニョン(トーク)

7、8回(インターネット生放送:2015.5.31)
- 1位:ペク・ジョンウォン
- 2位:KEY(ライフスタイル、犬)
- 3位:ホン・ソクチョン(料理、ファッション)
- 4位:シン・スジ(体操、ボーリング)
- 5位:キム・グラ(アート)

9、10回(インターネット生放送:2015.6.14)
- 1位:ペク・ジョンウォン
- 2位:イ・ウンギョル(マジック)
- 3位:キム・グラ(キャンプ)
- 4位:イェ・ジョンファ
- 5位:ダソム(心理カウンセリング)

11、12回(インターネット生放送、2015.6.28)
- 1位:ペク・ジョンウォン
- 2位:イ・ウンギョル
- 3位:ソルジ(音楽)
- 4位:キム・グラ(歴史)
- 5位:ホン・ソクチョン(インテリア)

13、14回(インターネット生放送:2015.7.12)
- 1位:キム・ヨンマン(ペーパークラフト)
- 2位:ペク・ジョンウォン
- 3位:ソルジ
- 4位:キム・グラ(コーヒー)
- 5位:ladyJane(恋愛)

15、16回(インターネット生放送:2015.7.26、テレビ放送:2015.8.1と2015.8.8、順位は8月8日に発表予定)
- 出演者:キム・ヨンマン、イ・ウンギョル、キム・グラ、ナムジュ(ダンス、音楽)、ファン・ジェグン(デザイン)
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-08-03 00:00:00

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