Q.韓国の代表的なミュージカル俳優(女優)は誰ですか?(上)

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A. ミュージカル俳優、すごく多いですよね。しかしながら、名前が知られているミュージカル俳優を数えようとすると、両手の指で足りるくらいでしょうか。10人程度しかいないのかと言われると…それよりは、はるかに多いですが、ミュージカルでスターとして扱われる人に限定すれば、30人ほどですから、多い数字ではないですよね。

ミュージカルを兼業する歌手や声優もいますから、ミュージカル専門の俳優に限ると、数は大幅に少なくなることでしょう。

どれどれ、一度計算してみましょうか。子供の頃からミュージカルと縁を結んだキム・ボギョン、韓国ミュージカルの歌姫と呼ばれるキム・ソニョン、フィットネストレーナーとしてアルバイトをしながら音楽学校に通ったキム・ソンミン、JYJのボーカルキム・ジュンス、ドラマや映画、演劇、ミュージカルなど、ジャンルを行き来しながら活動しているカン・ハヌル、ソウル大学の声楽科出身のリュ・ジョンハン、なんだか流れで紹介をしてみましたが、ハングルのカナダラ順になりましたね。

声楽を専攻した俳優には漢陽大学の声楽科を出たミン・ヨンギもいます。豊富な声量と重みのある声で、舞台で主に貴族などの権力者役を引き受けます。

ガールズグループS.E.Sのメンバーだったパダ(本名:崔成希)は『美女はつらいの』で主人公役を演じ、大規模な興行に成功し、ミュージカルアワードで主演女優賞を受賞したりもしました。

エクストラから出発して主演を手に入れたパク・ウンテ、ミュージカル俳優として得られた人気によりドラマに出演したパク・ヘミ、歴史ドラマにもたまに顔をのぞかせる声優ソン・ヨンテもミュドク(ミュージカルのオタクたち)の愛を受ける俳優です。そういえばミュージカルに顔を出す声優の中にはウィ・フンもいます。

アイドル歌手としてデビューしてあまり注目を受けられないままミュージカル俳優に転じて成功したソン・ウォングン、ドラマや映画、演劇、ミュージカルなど、仕事を選ばないソン・チャンウィ、高校時代には文学を勉強して俳優になったシン・ソンロク、アメリカのミュージカル『スリル・ミー』で厚いファン層を確保したユン・ソホなども欠かせないですね。

映画俳優のファン・ジョンミンも夫人のキム・ミヘと一緒にミュージカルに出演し、最近ではドラマにも出演するハン・ジサンは助演から徐々に段階を踏んで主演まで引き受けた努力派です。ハン・ジサンは『ジーザス・クライスト・スーパースター』のオーディションを受けた時に原曲よりキーを2段階も高くして歌ったほどの高音を誇るといいます。

と言うことで、ミュージカルスターの中から数人を紹介したいと思います。(紹介するスターの選抜基準は、純粋に筆者の任意です。ストーリーのある人を選びました。)最初に紹介する人は俳優ではありません。しかし、韓国ミュージカルでこの人を抜いては話にならないように思えるため、取り上げますが、その人とは他でもない、韓国初のミュージカル音楽専門監督、パク・カーリンです。

▶ パク・カーリン(박칼린、1967.5.1)

韓国人の父とリトアニア出身の母の間に生まれた混血の女性。全体的な顔の形は東洋系だが、特に鼻が白人のように目立つ外見を持つ。米国でチェロを専攻した後、ソウル大で国楽を専攻した。ソウル大の大学院に在学中、米国ハワイで開催された国楽公演に通訳として付き添ったが、彼女が国楽を専攻しているという事実を知らなかったパンソリの名唱(歌の名人)、故パク・ドンジン(朴東鎭)翁が弟子にしたがったという。

韓国初の大型創作ミュージカル『明成皇后』の音楽監督に就任した当時、作曲家のキム・ヒガプ(金喜甲)氏が幼い彼女を信頼することができず、「すぐに出て行け」と怒鳴ったが、最後まで耐え抜いたという裏話がある。『明成皇后』以来、『レント』、『シカゴ』、『マンマ・ミーア!』などの大型ミュージカルの音楽監督を務め、後にミュージカル演出も担当したが、演出家としては寛大な評価を聞かない。

KBSのバラエティ番組『男の資格』で合唱団の指揮を務めた後、「素晴らしいリーダーシップ」の事例として挙げられ、一般人の間でも有名になった。2014仁川障がい者アジア大会の開幕・閉幕式の演出も担当した。

▶ オク・チュヒョン(옥주현、1980.3.20)

  • <ミュージカル『エリザベート』の舞台に立ったオク・チュヒョン>

第1世代のアイドルグループ、ピンクル出身の歌手だ。ソロとして活動してからミュージカルに転向して、女優の中ではチケットパワー1位と言われるほど、ミュージカル界のトップに輝く。

ピンクルが解体した後、披露したヨガのダイエットビデオがヒットして、その勢いで2005年頃に狎鴎亭洞(アックジョンドン)にヨガスタジオをオープンさせたが、無一文になった。おかげで、それまで稼いだお金を全部使い果たし、お金を借りなくてはいけない状況に直面した。その頃にエルトン・ジョンが作曲したブロードウェイのブロックバスターである『アイーダ』の主人公役を務めながら、ミュージカルデビューをした。歌唱力ではブロードウェイの俳優に引けを取らなかったが、演技には疑問符が付けられた。しかし、その後、シカゴ、キャッツ、ブロードウェイ42番街などに相次いで出演し、演技力も良くなったという評価を受けた。

2013年に出演したドイツの作品『レベッカ』で劇中で最高の存在感を示す悪役を引き受けながら、キャラクターを完璧に消化して絶賛を受けた。

▶ チェ・ジョンウォン(최정원、1969.8.2)

韓国を代表するミュージカル俳優。『愛は雨に乗って』の女主人公を引き受けながら大衆の注目を浴び始めた。最全盛期だった1990年後半には、女性ミュージカル俳優としてはトップに選ばれた。当時の韓国の男性ミュージカル俳優の代名詞はナム・ギョンジュだった。2人が一緒に授賞式に登場する光景はよく見られた。

(※この記事は「韓国の代表的なミュージカル俳優(女優)は誰ですか?(下)」へ続きます。)
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-09-14 00:00:00

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