A. | 前回に続き、韓国で噂されている食べ物に関する都市伝説をご紹介します。 ▶ チャジャン麺を一杯だけ注文すると唾を入れる 中華料理店でチャジャン麺を一杯だけ注文すると、忙しいのにたったの一杯!? と唾を入れて持ってくるという話です。チャジャン麺を一杯だけ頼んだからと何か悪さをされるのではないかと気にしていた中で、このような噂を聞けば実際にそうだと感じるかもしれません。 中華料理店の社長に聞くと「そんなことありません」と否定されます。忙しいのに唾を吐く余裕などどこにあるのか、水が飲めないほど忙しくて、口の中が乾くほど走り回るのに、吐く唾もないという話です。 ▶ YWCAがチョリポンの販売禁止要請をした チョリポン(죠리퐁)とは、韓国の菓子メーカー、クラウンが販売している麦のポン菓子です。そのチョリポン、見た目が女性の秘密の場所を連想させるからと、YWCAが販売禁止を要請したというもっともらしい嘘が噂になっていました。ただ、この都市伝説、まったくの根拠のない話ではありません。 1990年、春川の高校教師が「チョリポンという言葉が中高生の間で女性の秘密の場所を意味する俗語として使用されている」という論文を発表したことがあり、テトリスゲームがわいせつな行為を連想させるから禁止させたという話も飛び交いました。 ただし、考えてみればチョリポンは麦をポン菓子にしたもので、麦の形そのままです。チョリポンの販売を禁止することに決めるのであれば、麦の栽培自体を禁止しなくてはいけないのではないかという反論にぶつかるため、どこまでもただの噂話であることに違いはないようです。 ▶ おでん(練り物)は腐った魚で作ってこそ美味しい 腐った魚ではなく、サイズが小さい雑魚を頭から尾まで丸ごと生地に入れてこそ、おいしいというのが誤って伝わったものです。練り物の中にはタラやスケトウダラの身だけを使って作った高級品もあったりします。 ▶ 路上で売られているハンバーガーの材料は、鶏の頭 鶏の頭を入れるという話は事実無根です。豚や牛の後ろ足の肉を主に使用しており、骨についている雜肉を使うことはありますが、生ゴミとして捨てられる鶏の頭を使うことはありません。と、説明はされていますが、これも分かりませんよね。 |