Q.韓国の都市伝説(パート8):「徳寿宮の石畳を最後まで歩くと恋人と別れる」

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A. 都市伝説の中には本当に途方もないほどつまらなくて、結末も寒いギャグを連想させる話があります。まず「ネットカマの最後」という都市伝説を例にあげてみましょう。

ネットカマが何を意味するのかはご存知でしょうか。ネット上で男性なのに女性のふりをする人のことです。

姉の住民登録番号(マイナンバー)を利用して登録したIDを利用して、オンラインコミュニティ上で男性を引っかけるのが趣​​味の男性がいたことから物語は始まります。複数の男性と知り合いになったのですが、冗談で返信をし続けていたら、高価な贈り物を送ってくれるというのです。申し訳ない気持ちから、自分は嘘をついていた、申し訳ないという返事をしたのですが、男でも大丈夫だからと一度会おうという連絡が来たのです。会ってみたところ、30代後半で、あごひげのある男だったのですが、思わず「じゃあ友達から始めよう!」と声をかけてしまったのです。

何を意味しているのか分かりますか。女性のふりをして男性をだました罪として、ゲイになったという話です。

結末が非現実的ですよね。まさに、作り話に見えるこの種の都市伝説がインターネットにはかなり漂っています。

非常に古い都市伝説では、恋人たちが散歩をするにうってつけの徳寿宮(トクスグン)の石垣道(トルダムキル)もその対象になりました。朝鮮王宮の一つである徳寿宮は石垣道に沿って散策をすると、春、夏、秋、冬、どの季節でも風情があります。愛をささやきたい気持ちに自然となるそんな道です。徳寿宮の石垣の道はデートの場所としては、非常におなじみの場所であるため、SBSドラマ『プラハの恋人』もここを舞台にしていました。

  • < 徳寿宮の石垣道、最後まで歩けば男女関係も終わるという都市伝説がある(写真資料=文化財庁)>

ところがです。この道に沿って最後まで歩くとアツアツだった男女の関係が壊れてしまうという伝説も漂います。巷には、雰囲気に酔った恋人たちが子どもたちが見てはいけないことをするのを防ぐために、当局がわざわざ作った話だとも言われました。

男女関係を深く分析する専門家の説明では、物静かで情緒ある雰囲気には男女を狂わせる効果があるのですが、女性に警戒心も与えるため、ややもすると本能に導かれた男性たちが行き過ぎた行動をとる場合に、女性に「オオカミ」だと思われる可能性があるそうです。

未婚男性に聞かせたいアドバイスですね。静かな道でもオオカミに見えてはならない。わかりますか。

かつてソウルに「ONATA」という乗用車があふていたのも奇怪な都市伝説からでした。いや、オナタなんて車の名前、聞いたことがありません。実際に、そのような車が売れたこともありません。

1990年代半ば、「SONATAⅢ」という自動車に関する奇怪な噂が流れ始めたのですが、内容は「ソナタのロゴのSを持っていれば、ソウル大学に合格する」というものでした。さらに、最後のⅢもあれば330点満点の修学能力試験(日本でのセンター試験のようなもの)で、当時、ソウル大学の合格基準である300点以上はたやすく取ることができ、韓国の3大名門大学であるSKY(ソウル大、高麗大、延世大)の中から好きなところを選んで行くことができるという内容もありました。このような噂があまりにも広範囲に広がったことから、ソウルなどの大都市のSONATAⅢ乗用車のうち、SとⅢが残っている車がほとんどなくなってしまったのです。そのため、ソウルの街にONATAというロゴの車がたくさん走るようになりました。

このような迷信のような伝説には「密閉された部屋で扇風機をつけっぱなしで寝ると窒息死する」という話もあります。扇風機の怪談は暇な人たちがでっち上げた話ではありません。かつて、一部のメディアでさえも「密閉された部屋で扇風機をつけっぱなしで寝ると、低酸素症にかかって窒息死する」と報道したほどでした。

扇風機の怪談がどれほど広まったのかというと、駐韓米軍に新たに転入してくる米軍の兵士たちに「韓国人たちは、密閉された空間で扇風機をつけっぱなしで寝ると死ぬと信じているので、もし、KATUSA(在韓米軍に勤務する韓国の兵士)と部屋を一緒に使用することになった場合には、ドアを閉めっぱなしにして扇風機を回してはいけない」と教育したほどです。

2009年にはKBSが扇風機の都市伝説についての実験を放送しました。一人の男性が非常に狭い部屋で扇風機をつけっぱなしで寝てから、気持ちよく目覚める姿を放送したのですが、結論として「窒息とは関係ないが、体温が低下することがあるから気をつけよう」という妥協案を提示しました。

最後に、今日、人々の必需品となった携帯電話に関連する都市伝説を紹介します。タイトルは「失われた携帯電話」です。

携帯電話を紛失したとき、一番最初することは何ですか。自分の携帯電話に電話をかけることですよね。もしかしたら近いところに落としてしまった可能性もあるため、呼び出し音を鳴らして見つけるために電話をかけたり、他人が拾っていたとしたら、その人と通話して取りに行く目的で電話番号を押します。かかってくる電話を受け取るばかりだったため、自分の番号が思い出せない場合は友人に聞いたりします。 「私の携帯電話の番号って何だっけ」とです。

とにかく、ある女性が新しく買った携帯電話を紛失してしまった後、自分の携帯電話に電話をかけたそうです。そうしたところ、ある男性が受け取ったそうです。

「もしも​​し、もしもし。その携帯電話どこで…」

大急ぎで話を続けようとしましたが、応答しなかった男性は、電話を切ってしまいました。女性は自分があまりにも良い製品を買ったがために戻ってこないんだなと悲しみました。

そうして数日を過ごした後、気分転換もかねて部屋の掃除をしたところ、ベッドの下から失くした携帯電話を発見したというのです。

「じゃあ、電話を受けたあの男性は…?!」
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-11-06 00:00:00

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