Q.出生届を遅れてすることもありますか?(下)

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A. 前回に赤ちゃんを1人で育てる未婚父の気の毒な事情を紹介しましたが、実際にはもっと途方に暮れる事情を持った人もいるといます。

実は、法が改正されたといって、未婚父の出生届問題が完全に解決されたわけでもないんですよね。法改正以降、100人以上の未婚父が赤ちゃんの出生届をしに行き、このうち16人だけが法院(裁判所)の許可を受けました。改正された法律は、赤ちゃんの母親の名前や住民登録番号、住所などが分からない時に適用されるため、法院で赤ちゃんの母親の名前を言って棄却された事例がほとんどです。

韓国社会で1人の子どもを育てる未婚父が2万人に達するというため、心配が大きいですね。これとは事情が異なりますが、離婚した女性の場合にも、出生届に巨大な障壁が潜んでいます。

過去2011年に北朝鮮で暮らしていて夫を残したまま1人で脱北した女性も、南方で産まれた娘の出生届をするのに無尽の苦労をしたでしょう。南方に降りて来てやっと定着して暮らしていたが、脱北した男性に会って情が沸きました。彼と近づいて娘ができたが、2年近く出生届もできず、医療保険や養育手当などの福祉の恩恵も全く享受できなかったのです。なぜかって?

法的には、北朝鮮にいる夫と婚姻状態なのに、事実上一緒に暮らす現夫の子として出生届をすることができなかったからです。窮余の策として、北朝鮮にいる夫の子どもとして出生届をしようとしましたが、これさえも受け入れられませんでした。

あらゆる手段と方法で解決策を探しに出た末に、法律救助公団の助けを借りて、北朝鮮にいる夫と離婚するという訴訟を出し、離婚しろという法院の判決を得ました。(2010年に脱北移住者の配偶者が北朝鮮に残っている場合は、離婚を請求できるという法律条項ができたおかげで可能でした)

離婚した(?)彼女は、自分の娘が北朝鮮にいる元夫(?)の子ではないという事実を認めてほしいという追加訴訟を進行中です。南北に分かれて離れて住んでいて元夫の子ではないという事実を裁判官も認めざらるを得ないため、訴訟に勝つだろうし、ついに子どもを自分の娘として出生届することができるでしょう。

脱北女性の事情は、それでも良い方です。すでに10歳になった娘が出生届もできず、学校にも通っていない事情もあります。母親がひどいのではないかという気もするだろうが、これまで3回も出生届をしようとして挫折だけを味わいました。

子どもの母親が娘を出産した時期は、2006年6月30日です。ところが、わずか4日前になり離婚手続きが終わった状態でした。夫と離婚手続きを踏む途中に別の男性に出会って、娘がお腹に宿ったのでしょう。赤ちゃんを産んだ後、出生届をしようとしましたが、受け入れられませんでした。

現行法上、離婚してから300日以内に出生した赤ちゃんは、元夫の所生と推定するが、厳しく法の物差しを突きつければ、赤ちゃんは姿形を見るのも嫌な男性の赤ちゃんになるということです。

赤ちゃんの母親は元夫を訪ねて控訴したが、鼻先であしらうだけでした。区庁を訪れて事情を話すと、元夫の子ではないという訴訟をした後、再度来いという答えが返ってきました。訴訟費用も少なくないうえ、元夫が全く協力してくれないため、子どもが大きくなっても母親は申し訳ない気持ちだけで、子どもが生まれた事実さえ認められずにいる状況です。

これとは逆に子どもを産んでも、家庭の事情などを理由に出生届をしていない親もいます。光州(クァンジュ)に住んでいる夫婦は、子どもをなんと10人も産んで、このうち7人を学校にも通わせていませんでした。さらに2003年に生まれた第七子から末っ子までの4人は、出生届をしていなかったが、一歩遅れて2015年4月にやっと出生届をしたんです。第七子は13歳になるまで、このような事実を全く知らずにいたでしょう。

このようなとんでもない内容は、彼ら夫婦が小学校1年生に在学中の末っ子と4年生に通う第九子に対して教育給付を申請しながら、学校に通ってもいない12歳、13歳の子どもの名前も給与対象に一緒に書きながら、世間に知られるようになりました。学校側から12歳、13歳の子どもたちは、在籍記録簿にはないという知らせを聞いた区庁が、事実確認するために家に訪問したが、子どもたちが群がる場面を目撃してしまったんです。

兄弟姉妹10人のうち学校見学をした子どもは、高卒検定試験に合格した後、就職して家を出た長男と第九子、末っ子ら3人だけだったといいますね。

一方、子どもが生まれたと虚偽の出生届をした母親もいたといいます。どうやって可能なのかって? 子どもを必ず病院や助産院で産むのではないため、家で産む場合には保証人を立てて出生届をする制度がありますが、これを悪用した事例ですね。

いない子どもを出生届する理由はそれぞれ異なります。信用不良状態の60代の女性は、自分の名義で通帳を開設することが困難になると、虚偽の娘を産んだとだまし、出生届をしたんです。住民センターの職員が、「なぜ養育手当を申請しないのか?」と怪しく思い、発覚されました。

不動産仲介業者のアン氏は、多子家庭にアパートを特別分譲してくれる恩恵を享受するために、書類上子どもを作くりだしましたね。妻との間にはすでに子どもが3人もいたが、2007年8月に双子の息子、2009年9月には娘を1人産んだと虚偽の出生届を出しました。出生届が効果を収め、ソウル細谷(セゴク)洞と京畿道城南(ソンナム)で2カ所、大邱(テグ)の寿城(スソン)と釜山海雲台(ヘウンデ)などの全5カ所でアパートを特別分譲受けました。

「なぜ子ども3人を学校に通わせないのか?」「ひょっとして家庭内暴力」と不審に思った警察が捜査に乗り出した末に、夫婦の愛ではなく、書類の束が産んだ子どもだという事実を突き止めました。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-10-13 00:00:00

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