A. | ブラジルのワールドカップ競技が本格的に繰り広げらていますが、韓国国民の関心は例年ほどではありません。セウォル号の惨事の余震がまだ残っており、今回のワールドカップは静かに過ごすべきだという意見が少なくありません。哀悼と追慕の雰囲気が街頭で「大〜韓民国」を叫ぶ応援の歓声を押しやっている状況です。 このような傾向は、市場の専門調査機関のトレンドモティターが全国の成人男女1000人を対象に行ったワールドカップ関連アンケート調査の結果からも顕著に表れています。 ブラジルのワールドカップに関心があるという回答は69%で、過去のワールドカップ当時の83.7%に比べて大幅に小さくなりました。韓国代表チームの試合を見るという意向も南アフリカの時の83.6%にはるかに及ばない69%に留まっています。 特に普段サッカーを楽しんだり、サッカーの試合をよく見る20代(60.8%)と30代(64.8%)の関心が40代(76%)や50代以上(74.4%)の壮年層よりも少ないことが分かりました。これは、韓国試合の視聴意向でもそのまま反映され、50代以上が75.2%である一方、20代は66.4%、30代は64%にとどまっています。 街頭応援(パブリックビューイング)をする意向があるという回答者は12.6%にとどまりましたが韓国の試合が平日早朝時間に配置されていることを考慮しても非常に低い数値です。南アフリカ共和国ワールドカップの当時、街頭応援の意向を示した回答者は32.7%でした。 ワールドカップへの不十分な関心は、企業のマーケティングにつながり、応援Tシャツを購入する意向がある消費者は18,2%、各種応援道具14.4%、記念Tシャツ12.3%、公認球7.5%と4年前に比べて大幅に低くなりました。 調査チームは、ワールドカップの雰囲気が例年よりも冷ややかなことについてセウォル号の惨事のほかに、韓国代表チームの競技力の低下、代表選考過程での特定の選手への過度な好意やKリーグの選手が無視されたことに若いサッカーファンが離脱したためと分析しました。 |