Q.俳優ユ・スンホについて教えてください。

답변게시판
A.
言葉も話せず文字も読めない祖母と暮らすことになった7歳の都会育ちの少年。祖母にいたずらばかりしていた子供はフライドチキンが食べたいと手振り身振りで説明をしますが、祖母が食卓にのせたのは鶏の水炊きでした。

2002年に公開された映画『おばあちゃんの家』でユ・スンホ(兪承豪 / 1993.8.18)は、「ケンタッキーフライドチキンが食べたい!誰も水に落とした鶏だなんて言ってない!」とわがままを言う子ども役を務め、一気に韓国で「国民の弟」となりました。

だからといって『おばあちゃんの家』がユ・スンホのデビュー作品ではありません。『おばあちゃんの家』を撮る2年前の2000年12月に放送されたMBC創立39周年特集ドラマ『トゲウオ』でデビューしました。『トゲウオ』は白血病にかかった息子を救うための父親の涙ぐましい父性愛を描いた物語です。息子を生かすために献身していた父親は骨髄移植に必要な資金を調達するために肝臓を売ろうとしますが、その過程で癌にかかった事実を知ることになります。角膜を売って息子の治療費を準備した後、死ぬ直前に離婚した妻に息子を送る話です。

チョ・チャンインの小説『カシコギ』を原作にしたこのドラマでユ・スンホは幼い息子として登場します。

ユ・スンホのプロフィールを見ると、デビュー以来、ほぼ休んだことがありません。ドラマと映画を行き来しながら軍に行くまで様々なジャンルで作品活動を続けました。さらに2004年には検閲により削除されるシーンまで撮りました。

2004年の映画『ドンテルパパ』で銭湯のシーンが出てくるのですが、ユ・スンホが裸になってチェ・ミンソと一緒にお風呂に入る場面も出て来ます。ユ・スンホの祖母は「男が流してはいけないものは涙だけではない」という妙な映画の宣伝コピーを見た後、「私たちの大切な孫をなんていう映画に出演させたのか」と両親と監督にすごく怒ったという裏話です。

とにかく子役俳優として旺盛な活動をしていただけに、大学に入る年齢になるとどの学校に進学するのかが注目を集めました。 2012年、大学入試のセンター試験を控えては名門大の特例入学の噂さえ回りました。しかし、ユ・スンホの選択は大学進学ではありませんでした。

「中学校の時から母にこう話してきました。『お母さん、僕は大学に本当に行きたくない』と。僕、勉強が大嫌いなんです。それから母と取引をしました。結局、母と合意しました。『大学に行かないのなら、海兵隊にも行くな』と」

雑誌『VOGUE』とのインタビューで、ユ・スンホは大学行きを諦めた選択を後悔していないと話しました。「僕が大学に行こうとするのは学位が必要だからで、大学が僕を受け入れるのは有名人が必要だからです。そんな交渉は面白くありません。僕が大学へ行ったとしても演劇映画科だと思いますが、僕は現場で学ぶことのほうが多いです」

ユ・スンホ程度なら演劇映画科の特例入学は容認できるという反応が大勢でしたが、彼は他の生徒に被害を与えるのが嫌で断ったのです。

これだから「本当によく育ってくれた国民の弟」と言われるのです。

ユ・スンホは中学校に通う頃から海兵隊を夢見てきました。

「仁川で男子中学校に通っていました。その時、映画『マウミ…』を撮っていたのですが、学校には荒い男子たちしかいませんでした。心許せる友達もいませんでした。その子たちの間でぶつかり合いながら、その時に海兵隊に行くと言い始めたはずです。子どもの目にも海兵隊が強く見えたようです」(雑誌『BAZAAR』とのインタビュー.2012.03)

大学進学をあきらめながら海兵隊もあきらめなくてはなりませんでしたが、ユ・スンホは同年代の友達と同じように軍に行きました。 2012年MBCドラマ『会いたい』に出演した後に、どっと入ってくる広告の提案も振り切って、レゴを組み立てながら遊んで、2013年3月、春川補充隊に入所しました。

  • < 陸軍は2013年10月、YouTubeに「陸軍、その名前に若さをかける」という公益広告を掲載したが、その映像に「世界を私の中に抱いて笑って泣いていた俳優、私は今、新兵教育隊の助教です」と話すユ・スンホも出てくる >

ファンカフェに映像一つだけを残して静かに入隊しました。自宅で両親に挨拶をして、マネージャーだけが同行しました。一緒に入隊する他の将兵たちに迷惑をかけたくないという意図からでした。

トレーニングの強度が強いことで悪名が高い27歩兵師団新兵教育隊で訓練を受けた後、国防広報院軍楽隊、儀仗隊などの補職の勧誘を受けましたが、強力に断って大隊の情報兵を経て新兵教育隊の助教として軍生活を終えました。情報兵として服務するとき特急戦士を獲得して1カ月早期進級したことから先任たちは二等兵階級章をつけたユ・スンホを見ることができなかったという話も伝わってきます。 2014年12月に転役した当時の彼の年齢は23。本当に人生これからという年齢ですよね。

除隊した後は、ドラマ『想像ネコ - 僕とポッキルと彼女の話』(2015 MBC every1)、『リメンバー - 息子の戦争』(2015~2016 SBS)、『仮面の王 イ・ソン』(2017.5~MBC)、映画『朝鮮魔術師』(2015)、『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』(2016)に出演しました。空白期の見当たらない息のつまった歩みを続けています。(参考までに、転役後の復帰作は映画『朝鮮魔術師』)

演技力だけさらに認められるなら、忠武路(チュンムロ)の皇帝として君臨していたアン・ソンギ(安聖基)の後を継ぐ人材とされています。
  • Lim, Chul
  • 入力 2017-06-30 00:00:00

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