Q.韓国でドラマ化されたウェブ漫画：「メリは外泊中」の原作「メリは外泊中」
| A. | 作家ウォン・スヨンは韓国漫画界にて有名な漫画家夫婦です。夫であるカン・ドハは『偉大なるギャツビー』などを描いています。夫よりも妻ウォン・スヨンがずっと注目を受けていたりもします。2004年にものすごい人気を集め、歌手Rainを演技者にした『フルハウス』の原作漫画も彼女の作品です。 大衆にはドラマとして有名になりましたが『フルハウス』は女子学生の間では1990年代中盤にすでに『フルハウス』がデザインされたノートや下敷きが出回るほどの人気を集めた漫画でした。 漫画『メリは外泊中』はインターネットポータルDaumにて連載され、2011年10月にAniブックスに移り2012年10月に完結しています。そのため漫画よりもドラマが先に終わったことになります。 漫画の中の主人公はヒロインのウィ・メリと二人の男です。 ウィ・メリは自分の好みではないが友人の手に引かれてデスメタルの公演を見に行くこととなり、そこでグループのリードボーカルであるカン・ムギョルと出会うことになります。 最初に視線が合った瞬間、二人の間に火花が散りますがそれを恋と感じて実現させようとするムギョルとは違い、メリは現実が手におえないという理由から恋であることを否定しようとします。 しかしどうしましょうか。気持ちはすでにその人に向かっているというのに。恋であることを共に気づいたのですから結婚は当然の手順でしょう。結婚式を挙げ、新婚旅行に向かいますが、ここでメリの父親が登場します。娘が結婚したため、実父の登場は当たり前のようにも思えますが、実父の登場は新婚夫婦の甘い寝室を暗くさせてしまいます。 父親と共にジョン・インという男がメリの人生に割り込んできます。メリの父親とジョン・インの父は恋敵でしたが、互いの子どもを結ばせることを決意した状態でした。しかしメリが家庭の大人たちと相談もせずに結婚を決めたのですがら、両家の父親たちは到底この状況を許すことはできなかったのです。 まぁ、だからといってジョン・インに他の女性がいたり、メリに関心がなければ問題にはならなかったでしょう。しかしどうしましょう？本当にメリにまったく関心のなかったジョン・インが偶然のようにメリと出会い、彼女を胸に刻むことになります。 こうしてメリは外泊することになります。結婚して愛を誓った夫が本物でしょうか？それとも婚姻届を出した夫婦が？婚姻届を出した当事者の立場からは外泊をご飯を食べるように頻繁にすると考えることもできるでしょう。 ドラマにてメリ役はムン・グニョン、カン・ムギョルはチャン・グンソク、ジョン・イン役はキム・ジェウクが演じました。チャン・グンソクは映画『楽しき人生』（2007）、MBCドラマ『ベートーベン・ウィルス』（2008）、SBSドラマ『美男ですね』（2009）に続き4作連続で音楽人として出演しています。 人気を集めている純情漫画の実写版であったため放送前から期待を集めましたが、いざ蓋を開けてみると音楽ドラマでも、ラブストーリーでも、コメディでもなくどっちつかずの内容だという批評が出て、遂には作家まで交代し放送休止となる事態まで生じました。こうした苦労の中で10%未満の視聴率を記録して放送が終了しました。 漫画はどうなったかって？ドラマが終わった後にもたくましく連載され、連載が終わった後には単行本として発刊されました。 |
- Lim, Chul
- 入力 2017-11-07 00:00:00
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