Q.韓国ではどこででも（例えば遊園地など）出前を頼むことができるのですか？
| A. | 実際に韓国に遊びに来て知人の家や漢江沿いで出前料理を食べた外国人はカルチャーショックを受けたりします。実際、全国津々浦々出前ができないところはありません。船に乗って半日かかる島は抜きにして。海水浴場や山でチャジャンミョン（韓国のジャージャー麺）を配達させて食べた経験がある人の中には「無人島にも出前が来るだろうか」と気になる人がいるかもしれませんが、お金さえかければ可能でしょう。多めに配達料を計算して、ヘリコプターにでも乗って行くでしょうからね。 韓国の配達文化を、古代韓民族を指して倍達の民族と呼んでいたものとつなげた人もいます。配達と漢字は違っていても、韓国語での発音は同じです。これをさらにアップグレードして食べ物の配達を専門とする「配達の民族」というサービスも登場しました。 この業者が出した広告のコピーも、「我々がどんな民族ですか？大韓民国で最高の配達アプリ、配達の民族」です。このサービスが出る前にも配達を専門とするレストランやサービは多くありました。非常に多くのレストランが高い家賃を出して広い食堂を開く代わりに、厨房とバイクだけで営業をしています。 食べ物を岡持ちに入れる代わりに、最初から食膳にセッティングした状態で配達するところもあります。豊かな食膳を、そのまま客の前に持って行くのです。このような配達をする人の中には頭の上にお膳を2~3個ずつ乗せるおばさんや両手に一膳ずつ持ち配達する怪力のおじさんもいて、見る人の目も楽しませてくれます。 出前する食べ物も多様化しています。以前は中華料理やチキンが出前料理の主流を成していました。もちろんまだまだチキンと酢豚、豚足、ピザが出前料理の4大天王としてのタイトルを持ってはいます。しかし、今ではとんかつ、様々な魚の蒸し物、トッポッキをはじめとする各種のおやつも出前が可能です。夜明けには酔い覚ましのスープも届けてくれます。 それだけではありません。サムギョプサルを注文すれば様々な野菜と一緒に料理をして食べることができるように鉄板も持ってきてくれます。タラバガニを注文すると、シェフが来てその場で料理をしてくれるし、引っ越し祝いのための食事を注文するとセッティングも手伝ってくれます。 ここまで来れば韓民族が配達の民族であることは明らかではありませんか。 |
- Lim, Chul
- 入力 2014-07-22 15:00:00
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