Q.今回フランシスコ教皇が訪問する韓国カトリックの巡礼地について教えてください。

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A. 8月に韓国を訪れるフランシスコ教皇の日程の中で最も重要なのは、韓国で殉教した123位の列聖列福ミサと聖地巡礼だ。

もちろん殉教者の列聖列福は今回が初めてのことではない。 1984年の軍事独裁時代に韓国を訪れたヨハネ・パウロ2世が韓国人初の神父である金大建(アンドレア)など103人を一度に聖人に推戴したことがある。カトリック教団から福者や聖人に推戴されるには徹底した審査による奇跡を行った証拠がなくてはならないが、当時の103位の列聖は異例的にこのような手続きを省略して行われた。

19世紀半ばに4回の大規模な迫害を受けたカトリック信者たちが自主的に殉教を選んだという歴史的資料と韓国が外国人神父を介さず、独自にカトリックを伝播したことを奇跡ととらえたために、可能なことであった。

今回列聖列福を受けることに決定した124位の殉教者も19世紀の前半に殉教したカトリック信者であり、朝鮮に初めて入ってきた外国人司祭チュ・ムンモ(ヤコブ)神父も含まれている。

韓国のカトリックの聖地は、今回の教皇が訪問する西小門殉教聖地、ソルメ聖地などを含め、すべてで135か所ある。ほとんど初代教会の殉教と信仰の遺跡である。

カトリックの聖地で一般的に最もよく知られている場所は切頭山(チョルドゥサン)。ソウルの地下鉄2号線に乗って、唐山鉄橋を渡り鉄橋北端の東に見える小さな岩山が切頭山殉教聖地である。この場所は1866年の丙寅迫害期間中、カトリック信者の首を切った所で、蚕頭峰と呼ばれていた。韓国戦争が終わった後、1956年に韓国のカトリック教会がこの地を買い取り、聖地を造成した後、切頭山へ名前を変えた。控えめに造成した屋外の公園や遺物を展示した博物館があるため、カトリック信者でなくても一度見物するに値する。

それでは、今回教皇が訪れる聖地を紹介する。

ソルメ聖地
忠清南道唐津郡牛江面松山里のソルメは「松が茂った丘」という意味で、韓国初のカトリック司祭である金大建神父が生まれたところである。 25歳(1845年)に司祭叙階を受けて帰ってきた彼は朝廷の懐柔にもかかわらず、信仰を守り、ソウルのセナムトで殉教する。入口に入ると、金大建神父が住んでいた旧家が復元されており、丘を登ると松林に囲まれた金大建神父の像に会うことができる。

死ぬ前に行くべき国内旅行地1001に選ばれ、近くに忠清式の料理で有名な食堂がある。
  • ソルメ聖地


西小門殉教聖地
ソウル市中区義州路2街にあり、ここで1801年の辛酉迫害から1866年丙寅迫害までに100人をはるかに越えるカトリック教徒が処刑された。この内、44人が聖人になり国内最大のカトリック聖地となった。

花崗岩で作られた高さ15mの主塔と13mの左右対称の塔の3つのタワーからなるカトリックの記念物がある。三塔すべての上部の穴から中央まで7つの金色のラインが流れている、このラインはカトリックの7つのサクラメントを象徴する。

1973年、広さ1万7340㎡のこの場所は公園に指定された後、高齢者が多く訪れる憩の場として有名になった。特に、1990年代末には失業者が殺到し、失業者のための施設も入っている。近隣のヤクヒョン大聖堂は、1892年(高宗29)に建てられたもので、韓国で最も古い教会として史跡第252号に指定されている。
  • カトリック記念塔


海美殉教聖地
1866年(朝鮮高宗3)の丙寅迫害以降、1882年(高宗19)までの間に行われたカトリック迫害において、忠清道の各村で捕らえられてきたカトリック信者1000人が生き埋めにされたところである。文献上で確認されている殉教者は179人であるが、名前すら残すことのできなかった民間人が公式記録よりもはるかに多いと推定されている。

当時のカトリック信者を海美邑城西門外側の石橋に叩きつけたりして処刑したが、数が多すぎたため海美川に大きな穴を掘り、すべて生き埋めにしたと伝えられている。海美川の横に生き埋めにされた名前のない殉教者たちの魂を称えるために高さ16mの「海美殉教塔」が建立されている。当時、死を前にしたカトリック信者たちが「イエス、マリア」と呼びながら祈りをささげたが、村の住民たちは、この音を「ヨスモリ」と間違えて聞きとり、ここを「ヨスッコル」と呼ぶようになったという話もある。以来、海美はこの地域のカトリック弾圧の前哨基地となった。

1984年、韓国の殉教者103位が列聖列福された後、韓国のカトリック教会が生き埋め場を購入し、聖地造成事業が本格化した。海美川に沿って帯状に造成された約2万8400㎡にも及ぶ聖地の主な施設としては、2003年6月17日に完成された700席規模の大聖堂と200席規模の小聖堂がある。大聖堂の裏側にある殉教者の墓を形象化した円形状の記念館には、この場所で発掘された殉教者の位牌も安置されている 。
  • 忠清南道瑞山市海美面の殉教遺跡


☞ カトリックで定義する聖地(the Holy Land)は、厳密な意味ではイエス・キリストの誕生と活動、死と復活が行われたパレスチナ(Palestina)を指す用語である。したがって、パレスチナ以外の巡礼地は聖域あるいは聖址で区別している。しかし、韓国のカトリック信者たちの間では、これらの区別が厳密ではなく殉教のように特別な信仰行為と関連した場所を聖地と総称している。
  • Lim, Chul
  • 入力 2014-07-28 09:00:00

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