Q.ここ数年の間に韓国にカフェが急増しましたが、韓国のカフェ文化について教えてください。

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A.
今、とても涼しいカフェで、この記事を書いています。本も一冊持って来ました。記事を書き終わったら体が痺れてうんざりするまでここにいるつもりです。

韓国にカフェがどれほどあるかと言うと、非常に多いです。今では1万5000軒をはるかに超えました。窓越しの向かい側にもあります。ワンブロック先の地下鉄の駅の近くには3軒ほどあります。スターバックスは繁盛していますが、洋服店が閉店した跡に新しくオープンしたカフェはお客さんがあまりいません。おそらく立地が良くないようです。ソウル江南(カンナム)の新ノンヒョン駅近くにはカフェが30軒ほどあり、その名もカフェ通りと呼ばれています。誰かがインターネットに投稿した文が思い出されます。 「韓国にはなぜコーヒーショップと携帯電話販売店しかないのか。国全体がコーヒーとスマートフォンに狂ったのか」外国人の友人の言葉を書き留めた文章ですが、韓国人が聞いたらドキッとするでしょう。

カフェ文化と言うにはちょっと大げさだという気がしたりしますが、広く見れば人の行動はすべて文化から派生したものなので、過度な表現ではないですね。カフェ文化は一言で表現するには余りにも多様です。カフェが位置する地域や営業戦略に応じて異なるからです。大学街では、コーヒー一杯とドーナツ一個を前にレポートを書く学生をよく見かけます。ミーティングをするための大型ルームを設置したところもあります。大学生の顧客が多い新村には150インチのスクリーンのあるシネマスペースを備えたコーヒー専門店もあります。そうかと思えば、住宅街にはプレイルームを備えたカフェも登場し、コーヒーが好きな親たちは嬉しがっていることでしょう。今ではコーヒー専門店と業務提携を結んだ自動車会社や通信会社なども増えており、コーヒーを飲みながら車やスマートフォンを買う人もいるそうです。猫や犬を見て触れることができる動物カフェや執事カフェ、メイドカフェなどの特定のテーマを掲げているカフェもあるそうですが、筆者は話だけ聞いており、まだ行ったことはありません。

この文を書いている筆者は偶然カフェを利用していますが、最初からカフェに居座って仕事をする人もいます。そのような人をコピス(Coffee+ Office)族と呼ぶのですが、高価なオフィスを得る代わりに一杯で4000~5000ウォンのコーヒーの値段を支払っているということでしょう。コピス族の中には、若い社会人もいますが、不動産仲介業者とサラ金の業者が最も多くの割合を占めているそうです。コピス族にたくさん通われると店舗側も迷惑です。特に客が多くて忙しい時間に一杯のコーヒーで何時間も居座ってもらわれては憎くもなるというものです。そのためか、あるコーヒー専門店では最初から店舗内のコンセントをなくしてしまいました。客から抗議を受けると「子供がスプーンをコンセントに入れて事故を起こしたため」と返答し、コンセントを再度設置する気は少しも見せません。ソウル鍾路3街のカフェには「ヤミ金融と不動産ブローカー立ち入り禁止」という立て札を出しているところもあります。どのように区別するかというと、通常年配者はカフェにあまり行かないのに、ほぼ毎日訪れる中年の客がいたらブローカーである可能性を疑います。

ここまでは理解できます。しかし、不況の余波なのか営業戦略なのか24時間オープンしているカフェが増え否定的な面も現れています。 コーヒーチェーン店の中で24時間営業している店舗が100軒以上あるとのことですが、店舗により営業時間に差が生じるようです。主に市内中心の繁華街に多くあります。まぁ24時間のチェーン店を利用する客には酔客が多くいます。午前2~3時までお酒を飲んで交通手段がなくなると、最初からカフェに居座ります。しかし、そのような客の中には頭の痛い客がたまにいるのです。最初からなにも注文もせずに寝る客がそれです。ドアを開けて入って来ては吐く客、周りの人の視線を気にせず非常に濃いスキンシップをするカップル、女性職員のお尻を触る人までいます。たまに高声放歌をしたり器物を破損する客までおり、警察を呼ぶべき状況に至ります。コーヒーショップへの出動回数がバーよりも多い地域もあるという話を聞くほどですので、ちょっと問題ですね。

韓国のカフェは、1990年代後半に胎動し始めました。1998年HOLLYSが江南に「HOLLYS COFFEE」1号店を開いた翌年にスターバックスが梨花女子大学の近くに1号店をオープンしました。2000年代前半から「EDIYA」、「The Coffee Bean」、「TOM N TOMS」が加勢し、急速に市場が大きくなり始めました。市場が成熟するとロッテリアが「エンジェルインアスコーヒー」を始め、芸能人マーケティングを前面に出した韓国ブランドのカフェベネが急激に店舗を拡大開始し、今はほぼ乱立状態に至った状況です。

☞ 今はカフェがコーヒーを中心にヨーグルト、ワッフル、ドーナッツ、アイスクリームを取り扱っていますが、カフェという名称が初めて登場した1980年代後半には比較的派手なインテリアで女性従業員がサービングするビールカフェが主流を成していました。コーヒーよりカクテルやボトルビールなどを主力にしていたので、現在のカフェと同じものとして分類するのは微妙なところです。このような形態の店舗の中で「シャガールの雪の降る町」など、いくつかの店は複数の場所にチェーン店を開設しました。また、小さな公演スペースがあって、舞台の上での無名の歌手が公演をするライブカフェもあります。今でも河南のミサリに行けば、ライブカフェが集まっています。

☞ 実際にはコーヒー専門店の先駆者は、ジャルダンとルジェンとドリップコーヒーで有名な日本のコーヒー専門店ドトールという主張があります。ドトールはスターバックスより数年前に店をオープンしましたが激しい競争に勝つことができず撤収しました。その後、2010年になりソウル牛乳がコーヒー飲料として流通しています。世界初の缶コーヒーを作ったUCCも韓国で「クレイタンス」というブランドでコーヒー専門店を開きましたが、間もなくドアを閉めました。数年後、セブンモンキースとして韓国に進出し営業しています。
  • Lim, Chul
  • 入力 2014-08-06 09:00:00

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