Q.ソウルで走っている自転車を見ると前照灯ない場合が多いですが、安全規則などはないのですか?

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A. よく知っている後輩が毎朝自転車で出勤をしています。韓国でも有名な大企業の重役であるにもかかわらず、瑞草洞から盆唐まで1時間余りを自転車で通勤しています。最近のような夏には汗まみれになってしまうので、少し早めに会社に到着してシャワーを浴びてからオフィスに入ります。服も着替えなければので、少なからず不便でしょう。しかし、別途運動する時間を作らなくても、体力の管理には通勤だけで十分だといいます。

韓国で自転車とバス、地下鉄に乗って、あるいは自分の足で通勤している人が結構増えています。通勤時間には道路が渋滞するので最初から自転車のほうが楽なのかもしれません。少なくとも通勤にかかる時間は非常に正確になります。

ところで、自転車で長距離を移動するのは少し危険です。前述の後輩の場合は会社までの通勤路のうち、相当の距離が車が通わない自転車専用道路であるため安心ですが、専用道がない煩雑な街中を自転車で通うのはかなりのリスクが伴います。8車線以上の広い道路でバス専用車線が別にあったとしても一般車道を走る路線バスが走っている上に、複雑な車と車の間をあちこちへと抜けていくオートバイ、バスや地下鉄から溢れ出てくる人たち、この間を自転車で通りぬけるのは芸に近いものがあります。たまに自転車専用道路があっても車が駐車しているところが多かったり、オートバイがまるで自分たちのための道であるかのように走る場合もあるので、自転車に乗る人には非常に高い技術が要求されます。質問した前照灯は実際にはリスクの高さでは順位が下がります。

BMW族のために政府もそれなりに自転車専用道路を作る努力をしていますが利便性とは距離が遠い状態です。自転車を楽しむ人のために余裕のある自転車道を作った漢江市民公園でも、恋人に自転車を教える人、ベビーカーを押して散歩をする新妻、自転車を無視してボール遊びをする子供たちと衝突が起きます。自転車専用道路の問題は現行法上、自転車が厳密に車馬として区切られることから発生しています。例外的に認められた場合を除き、歩行者が通う人道で自転車に乗ることができないのです。道路交通法では横断歩道を渡るとき自転車から降りて引いて渡るなど非常に概略的な指示を下すだけで安全ヘルメットや安全ライトについての言及はありません。

オランダやスウェーデンなどの自転車専用道路が自動車道より広い国と比較することは考えることさえできません。韓国は自転車に乗ることが簡単ではありません。自転車とバスと地下鉄などの公共交通機関の連携も良い方ではありません。 市外バスと高速バス、電車に自転車を持ち込んで乗ることはできますが、周りの顔色を伺わなくてはいけません。電車の場合、高速鉄道はあきらめてムクゲ列車などを利用しなければならず、高速バスと市外バスは人がいない静かな時間帯を選ばなくてはいけない不便さがあります。折りたたみ自転車ではない場合の市内バスへの乗車はダメです。バス停の近くに自転車を駐輪し、体だけで乗らなければなりません。連携とは、自転車を積んで乗るのではなく、地下鉄の駅やバス停の近くに自転車の駐輪場があるのかの問題になります。

だから、自転車に乗る人は自分の安全を自分が守らなければなりません。ヘルメットをかぶったり、自転車の前後にライトを付けるなど自分自身で対策を立てなくてはいけません。安全ライトをつけたところで「一晩中の安寧」が保証されもしません。自動車のヘッドライトの光が明るいので自転車の前照灯の光が弱いときはよく見えません。

自転車に乗る人口が増え、自転車の交通事故も増加し急いで警察が安全ライトをつけてくれるイベントを行っています。主に青少年を対象に、安全ライトをつけてあげ教育も並行して行っています。自転車事故が14歳以下の子供で最も多く発生しているので青少年を対象に安全灯を設置することは的を得ています。

自転車の安全灯は必須ですが、つけていないからといって罰金の請求書を受け取る義務はありません。
  • 自転車の運転技術を飛躍的に高めるために設計された自転車専用道路


■ 用語解説
BMW族 - BUS(Bicycle)と地下鉄(Metro)、または徒歩(Walk)で通勤をする人。詳しくは単語帳を参照
  • Lim, Chul
  • 入力 2014-08-11 12:00:00

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