Q.大林洞(テリムドン)女性警察官事件とは、どんな事件ですか?

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A. 大林洞(テリムドン)女性警察官事件とは、どんな事件ですか?

5月9日に公開されたコメディ映画『Miss & Mrs. Cops』(ガールカプス)の観客が100万人を越えました。
ラ・ミラン、イ・ソンギョンなど出演している女優たちがSNSに感謝の文を載せました。

大林洞(テリムドン)女性警察官事件について聞いたのに、なぜ突然、映画の話ですかって?

この映画が大林洞(テリムドン)警察暴行事件に微妙な役割を果たしているからです。「私たちは女性警察官ではなく警察」という点を強調するガールカップスが上映中でなければ、もしかしたら大林洞事件の女性警察官は言及されなかったかもしれません。事件を解決する女性警察官は映画やドラマくらいでしか見られない話という妙な気流が流れていたからです。

大林洞の警察官暴行事件は事件と言うまでもない、とても単純な話です。
それでも事件を簡単に紹介するべきですよね?

お酒を飲んだ壮年の男が問題を起こしたので、居酒屋のオーナーが酒に酔ったお客さん2人がケンカをしていると警察に通報して始まります。

-男性警察官が家に帰れと勧告します。
-飲酒者が暴言を吐きます。
-警察に悪口を言えば公務執行妨害で逮捕できると言って、家に帰れと催促します。(男性警察官)
-飲酒者のうち、1人が男性警察官に暴言を吐いてほおを殴ります。
-男性警察官が、ほおを殴った飲酒者の腕を掴んで制圧します。
-飲酒者の一行が男性警察官に飛びかかります。
-女性警察官が近付いたとたん、女性警察官を押しよけて、男性警察官の首の後ろを掴みます。
-男性警察官が立ち上がったとたん、飲酒者が逃げて、男性警察官が後を追います。
-女性警察官が無線で応援を要請します。
-女性警察官が飲酒者の逮捕を試みます。
-女性警察官が居酒屋にいた男に助けを求めます。「男の方1人、出てきてください」
-助けを催促します。「早く、早く!男性の方は出てきてください!早く、捕まえて」
-撮影をしていた女性にも助けを求めます。
-近所にいた交通警察が到着します。
-飲酒者に手錠をかけて逮捕します。
-女性警察官が逮捕した飲酒者にミランダ原則を告知します。

長さがそれぞれ違ういろんなバージョンが拡散しましたが、だいたいこのような内容です。男性警察官のほおを殴って、女性警察官を押しのけて暴れまわった飲酒者は公務執行妨害容疑で拘束されました。

この事件と関連したある放送会社の対談番組に出てきた弁護士は「女性警察官の現場の対処をなぜ問題視するのか分からない」として「この事件で、より重視する点は酒に酔って暴れまわった酒暴が拘束される可能性もあるという前例を残したこと」と強調しました。

それでは、なぜ数日間インターネットで炎上し、大統領府請願の掲示板に文が上がり、ポータル内のリアルタイム検索ワード1位を占めるなど、騒々しかったのでしょうか?

去る5月13日、事件が起きた後、女性警察官が飲酒者に押される映像が流布して物議を醸したのは事実です。遠く離れた場所にいたため、ほおを殴った飲酒者を制圧する同僚を助けることができなくて、他の飲酒者に押された後、対処する姿もためらいがちでした。ちょうど上映され始めた映画『Miss & Mrs. Cops』とかみ合わさって一部のコミュニティでからかいの対象になったようです。

問題が大きくなったのはここからです。
女性警察官に対する批判が出始めたので、警察が騒ぎを鎮めるために乗り出しました。5月17日、KBSニュース9でこの事件を報道しました。

「(前略)、以前、公開された短い映像は女性警察官が押し出される場面で終わりますが、実際には押し出された女性警察官がいち早く警察官のほおを殴った男性を再び制圧します。女性警察官は落ち着いてミランダ原則まで告知します。男性を制圧した女性警察官は地区交番にも応援を要請しました。映像の一部だけが広まり、女性に対する私たちの社会の一部の歪曲された認識がそのまま表れたのです」

結局、九老(クロ)警察署の事件を処理する作業とKBSの報道が消えようとしてた火を起こしてゴウゴウと再度、炎上させました。KBSのニュースが原本の映像を編集して、あたかも女性警察官が一人で飲酒者を制圧してミランダ原則を告知するように見えさせたので、「偽ニュース」と言っても何も言えない状態です。

警察とKBSが映像の原本を巧妙に編集して無能な女性警察官に対する批判を女性嫌悪へ推し進めようとしたという非難が起き始めました。するとKBSは次の日の明け方に報道されたYouTubeの映像とインターネットの記事を削除して批判するコメントを全て削除した後、新しい記事としてアップロードしましたが、このような行為が物議を大きくしました。「公営放送が問題を大きくしておいて、謝罪もなくパンスロン*をするのか?!」としてKBSと九老警察署の間にコネクションがあるのかもしれないという陰謀説まで出てくる状況に達しました。

* 服もまともに着られないまま、パンツ姿で逃げるという意味。何か後ろめたいことが起こった時、まともに対応できない状態で逃げる屈辱的な姿を風刺化した言葉です。

暴れまわった飲酒者を制圧する過程で、女性警察官の行動に問題の余地が全くなかったわけではありません。市民の助けを要請することはできますが、助けを強要するような態度も見えますし、飲酒者を制圧する状況で体力が足りなくて、訓練をまともに受けなかったようだという指摘は否定しにくいでしょう。

韓国の女性警察官の採用過程で体力検査が不十分なのは事実です。代表的な例が腕立て伏せです。
アメリカとヨーロッパでは男性と女性の基準が同じで、日本の女性警察官は膝を離した状態で行う腕立て伏せを15回以上してこそ合格、シンガポールの女性警察官は年齢によって違いますが、最低、13回以上が基準点なので東洋圏でも唯一韓国の女性警察官だけが体力検査の基準が低い方です。

韓国でも唯一女性警察官だけが基準が低いのです。軍人と消防公務員はすべての体力検査の種目で男女の基準が同じです。

なぜ警察だけが女性に特別な特恵を与えるのでしょうか?
それだけ警察の業務が大変だからです。鎮圧が少し荒ければ過剰鎮圧とし非難を受けて、少し緩ければ無能だと責められます。権威主義時代の反作用で警察権力を甘く見る人々もすごく多いため、警察になりたいという女性もそんなに多くありません。その反面、女性警察官に対する需要は増えています。

警察が事件を早めに処理しようとした理由もそのためだったのでしょう。女性警察官の数字は増やさなければならないのに、このままに放っておけば、志願者が急にいなくなるかもしれないという心配、KBSもそのような心配に同感したようです。ところが、そのような心配が事件をさらに大きくしてしまったようです。
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-05-21 00:00:00

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