Q.日本の漫画を原作とした韓国映画を紹介してください。

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A. 韓国の映画界を代表する監督の一人であるパク・チャヌク(朴贊郁)監督の復讐三部作は全て拉致劇です。最初から三部作を意図していたわけではありませんがテーマが一貫しているため、評論家の間では「The Vengeance Trilogy」と呼ばれています。

三部作のうち2番目の作品『オールド・ボーイ』は日本の漫画作家、嶺岸信明が1996年から1998年まで『漫画アクション』に連載した漫画*が原作です。

**ストーリー作家は土屋ガロン

BBCが選んだ21世紀の偉大な映画100選で30位を占めるほど、海外での評価も高いですが『オールド・ボーイ』は韓国映画に新しい道しるべを示したと評価されている作品です。評論家キム・ヒョンソクは「『オールド・ボイ』は2000年の初めに暴走していた韓国映画の時代精神であり、韓国映画史は『オールド・ボーイ』という沸点を通過した後から、新たな局面を迎えるようになった」と書きました。

そうだとしても原作の功労を除外することはできないでしょう。組織暴力団員たちが運営する私設監獄に収監された主人公、釈放後に収監された理由を突き止める過程、催眠術でマインドコントロール、自殺する犯人など骨組みは原作どおりなので、韓国映画史の変曲点は日本の漫画家に大いに世話になったということです。

鈴木由美子のロマンチックコメディー『カンナさん大成功です』(韓国の映画名『美女はつらいの』)は日本に先立ち2006年、韓国で最初に映画化されました。(日本では2008年に映画化)

原作漫画と映画のタイトルが違うため、内容にも差があります。外見のため舞台に立つことができず、幕の後ろで他の歌手の歌を代わりに歌ってあげるというストーリーの骨組みは原作には全くない内容です。

実は最初から漫画に基づいて作った作品ではありません。独自の企画でしたが太っていて不細工な女性が全身整形で美女になるという設定が同じなので、制作会社が盗作疑惑を防ぐために『カンナさん大成功です』の版権を買ったそうです。

このような功労(?)のおかげか、映画の興行成績は大成功でした。ロマンチックコメディー映画では最高記録である660万人の観客を集めました。

映画の人気のおかげで漫画もかなり売れたそうです。絶世の美女に大変身したカンナが、美人の人生に適応できずに起こるハプニングは、映画では見られない面白さを与え単行本の後ろに載せられた作家の雑談や父親に対するエピソードも笑いを誘います。

キム・ハヌルとチャン・グンソクが出演した映画『きみはペット』も日本のマンガが原作です。

小川彌生が2000年に漫画雑誌『Kiss』に連載した『きみはペット』が原作です。日本ですでにドラマで2回も制作されています。かなり多くの日本ファンを抱えるチャン・グンソクの人気を土台に日本市場まで狙いましたが、商業的には失敗した映画として残っています。

全国から動員した観客が54万人ほどであり出演役者陣に比べれば、ほとんど失敗作と言えるでしょう。映画が上映される途中、男性が主人公の女性の犬(ペット)として過ごす点を許せないとして、男性連帯側が上映中止仮処分を申請しました。しかし、棄却されるハプニングも起こりました。

五十嵐大介の漫画『リトル・フォレスト』は日本で先に映画化され、韓国でイム・スンレ監督の演出でスクリーンに映し出されました。



映画のストーリーは原作とそっくりです。都市の生活に疲れたヘウォン(金泰梨)が、故郷に帰って直接料理を作って食べ悲しい記憶と心の傷を癒すという内容です。150万人以上が劇場を訪れたので、興行成績が悪い方ではありません。

キム・ジウン監督がメガホンを取った映画『人狼』は韓国の未来を描いています。
南北政府が統一準備5年計画を宣布した後、大国の経済制裁が続いて市民の生活が悪化する混沌の時期、統一に反対する武装集団「セクト」とこれを鎮圧するために創設された警察特殊組織、そして立場が弱くなった情報機関の陰謀を盛り込んでいます。

ストーリーは韓国の独特な状況に合わせられていますが、テロリストに対抗する組織間の軋轢という基本枠はアニメーションの『人狼 JIN-ROH』と押井守の『犬狼伝説』で確認することができます。



2018年の夏に公開した映画『人狼』にはカン・ドンウォン(姜棟元)、ハン・ヒョジュ(韓孝周)、チョン・ウソン(鄭雨盛)などのトップスターが出演して期待を集めましたが、主演俳優たちに対する映画の外的な批判と俳優のキム・ムヨル(金武烈)の失言など災難が重なり、興行に失敗してしまいました。
  • Lim, Chul
  • 入力 2020-02-11 00:00:00

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