Q.映画「暗数殺人」の主人公役を演じた俳優、キム・ユンソクについて教えてください

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A.
様々な映画祭で主演男優賞を総なめした『追撃者』のワンシーン

演技人生20年が過ぎましたが、キム・ユンソク(金允錫)が、映画でまともな配役を得たのは2004年に上映された『犯罪の再構成』です。当時の年齢が37歳だったので、晩年俳優も同然です。だからといって、端役俳優として長く活動したわけでもないです。『幼い恋人』(1994)、『ベサメムーチョ』(2001)、『ウララ・シスターズ』(2002)など3本の映画に顔を出しただけです。

キム・ユンソクの主な活動舞台は演劇でした。釜山(プサン)東義大(トンイデ)に入学するやいなや、専攻はそっちのけにして演劇に夢中になりました。友達から「お前は演劇映画科か?」とまで言われたほどです。

大学路のウワサを聞いて上京し劇団『演友舞台』に入り、『欲望という名の電車』、『コドーを待ちながら』、『オイディプスの名前』、『秋の日の夢』などを通じて俳優*として名を広めました。当時、一緒に舞台に立った俳優が、今も親しく過ごしているソン・ガンホ(宋康昊)です。自炊生活を一緒にして苦楽を共にしましたが、舞台に立つこと自体が大好きなので、夜遅くまで練習中してバスが終電になった時は公衆電話ボックスの世話になりながらも楽しんでいた時代だと回想します。

*演劇俳優時代、キム・ユンソクはイケメンとして名声が広まりましたが、ソル・ギョング、チャン・ヒョンソン、ファン・ジョンミン、チョ・スンウなどと共に、「ハクチョン鷹5兄弟」と呼ばれて大きな人気を集めました。

イケメンだった20代のキム・ユンソク。 幼い頃は「女の子」とからかわれて育ったそうです。

10年近く演劇をしていた彼は1990年代後半にステージを去って故郷である釜山(プサン)にジャズカフェを開きました。「なぜ、こんなに苦労しながら演劇をしようとするのか?」という懐疑の念を拭えなかったそうです。

ジャズカフェはかなり繁盛したそうです。そして、ソン・ガンホなど親しい俳優たちの説得で、また舞台に戻ってきました。

大学路に再び帰ってきた後、端役で映画に出演しましたが、舞台に立ったキム・ユンソクに注目したチェ・ドンフン監督が『犯罪の再構成』(2004年)の出演を提案しました。しかし、いざ映画を撮る時はすっかり忘れてキャスティングをしなかったそうです。キム・ユンソクはオーディションを受けて役を得ましたが、後でその事実を知ったチェ・ドンフン監督 は非常に申し訳なく「次回は大きな役を与える」と約束したそうです。

チェ・ドンフン監督の約束は2006年に公開した映画『タチャ イカサマ師』で守られました。後半の5シーンに登場するに過ぎないとはいえ、強いカリスマ性を放つ演技で観客に自分の存在を印象付けました。

そして映画、『追撃者』(2008)で初めて元刑事であり風俗業者の社長役を担いました。そして、安定した爆発的な演技で演技派俳優としての地位を確立しました。ソン・ガンホなど、一緒に舞台に立った同僚俳優たちが彼を舞台に再び引き入れた理由も、彼の才能を腐らせるのは、もったいないと思ったからでしょう。

キム・ユンソクは、与えられた役割を完璧にこなすことで有名です。『タチャ イカサマ師』では全羅道(チョルラド)の方言を上手に駆使して、『亀、走る』(2009)では振る舞いの悪い忠清道の地方刑事に変身しました。ハ・ジョンウと一緒に出演した映画、『黄海』(2010年)では、朝鮮族の殺人請負業者の役を演じましたが、撮影をした中国延辺の老人たちは、キム・ユンソクを朝鮮族と感じるほど話し方が上手だと言いました。

そして千万俳優(出演した映画の観客数が千万を超える)にしてくれた映画『10人の泥棒たち』では、ほぼ完璧に近い中国語を駆使しました。

演技の幅も非常に広い方です。以前、紹介した作品以外に『極秘捜査』、『黒い司祭たち』、(1987)、『暗数殺人』などの暗くて、強い役割を担う場合が多いものの、『ワンドゥギ』(2011)とフランスの作家、Guillaume Mussoの小説『あなた、そこにいてください』などでは感情的な演技を披露します。ちなみにGuillaume Mussoは『追撃者』を見てキム・ユンソクに惚れたため、この作品が韓国で映画化されるようになったと言われています。
  • Lim, Chul
  • 入力 2020-03-05 00:00:00

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