Q.韓進グループが売却しようとしてる土地に厄がついてるそうですが、本当ですか?

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A. 地価が高いことで有名なソウルの都心に雑草だけ生い茂ったまま捨てられた土地があるとしたら信じますか?
それも36,642平方メートルの広大な土地です。

こんな土地なら、近所の子供たちが遊ぶのにちょうどいい場所ですが、遠くから見物するだけで近づくことはできません。私有地だからです。

大韓航空が属する韓進(ハンジン)グループ(以下:韓進)が保有するソウル鍾路区(チョンノグ)松峴洞(ソンヒョンドン)の敷地です。

冬の風景はなおさら物寂しいです。
韓進グループが経営正常化のために、この敷地を売却することを決定し、この土地の歴史が再び注目を浴びています。

松峴洞の敷地に厄がついているんですか?
間違っているとは断言できないようです。

まず、この土地の所有者がどう変わったのかから見てみましょう。この土地は本来景福宮(キョンボククン)の外側を包む外苑でした。景福宮から昌徳宮(チャンドククン)に行く時、最初の関門である高い峠でした。景福宮を見下ろす要地だったため、家を建てないようにし外苑にしたのです。

王室の土地が民間に渡ったのは19世紀初め、朝鮮第23代王の純祖(スンジョ)の娘、福温公主(ポクオンゴンジュ)が当時の勢力家、キム・ビョンジュ(金炳㴤)に嫁ぐ際にこの土地を渡しました。現在、売却対象の敷地だけでなく、松峴洞一帯が引き渡されました。厄がついてるからという理由もありますし、当時の安東(アンドン)金氏の威勢が王を凌駕するほどのものだったという点も考慮されたと思います。この一帯を手に入れてから、興宣大院君(フンソンテウォングン)の剣幕に押され、安東金氏の勢力は完全に低下してしまいます。

その後、大韓帝国末期、この地は尹德栄(ユン・ドギョン)、尹澤栄(ユン・テギョン)兄弟に移転されます。彼らはこの場所に豪勢な邸宅を建てた後、画家に絵を描かせるなど威勢を誇示しましたが、弟の尹澤栄は莫大な借金を抱えて中国大陸に逃走し、惨めな暮らしをして世を去りました。兄の尹德栄の家も朝鮮殖産銀行のものになります。朝鮮の貴族たちが住んでいた村の入口に殖産銀行の職員が住む社宅が建てられた姿は、朝鮮の支配層が没落した象徴のように思われました。

殖産銀行はこれを含めて松峴洞全域を社宅の敷地として確保しましたが、長続きしませんでした。

2900億ウォンでこの土地を買い入れた韓進グループは、地上4階、地下4階建てのホテルと展示場を建てようとしましたが、白紙化されてしまいました。北村(プクチョン)一帯が3階建て以下の建物だけを建てるように規制を受け、特に松峴洞の敷地は徳成(トクソン)女子高校、豊文(プンムン)女子高校などに隣接しているため、教育法の審議も受ける必要がありました。

韓進グループは5年間、教育庁と法廷争いまでしましたが、3審で敗れてしまいました。しかし、韓進はあきらめませんでした。 朴槿恵(パク・グンヘ)大統領を説得して、ホテルの関連法を改正して7星級ホテルを建てる一歩手前まで行きました。当時、起きた事件が、趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女、趙顕娥(チョ・ヒョナ)副社長が関与したピーナッツ回航事件です。この事件で、趙会長の7年間の念願事業は水の泡となってしまいました。

写真作家のキム・ハニョン氏が撮った1978年の景福宮一帯の様子。中央の右側に見えるのが米国大使館職員の私宅団地です。

その後、この土地の主人は韓半島南方の最高権力者である米軍政に移転されました。米国は韓国政府から松峴洞と司醫洞(サガンドン)一帯の引き渡しを受け、大使館の職員が居住する宿所を建てました。その後41年間主人になりました。米国は1990年、ソウルの徳寿宮(トクスグン)の隣にある旧京畿(キョンギ)女子高校の跡地を変えて宿舎を移転しようとしましたが、市民団体の反発で失敗し、龍山(ヨンサン)にある第8軍基地に移転しました。

大使館の宿舎を建てるため、土地を売り地主は三星(サムスン)生命に変わりました。
1400億ウォンで松峴洞の敷地を買収した三星グループは、ここに大型美術館を建設するという青写真を出しました。しかし、すぐ暗礁に乗り上げてしまいました。土地を買うやいなやIMF救済金融事態が発生し、青写真は古紙として色あせてしまいました。

三星が漢南洞(ハンナムドン)の文化団地に美術館を建設し、鶏肋のように残っていたこの地は、米国のポップアーティスト、Liechtensteinの絵「幸せな涙」にまつわる裏金事件が起き、韓進のものになりました。

ここまでくると、松峴洞の敷地に厄がついていると考えてもいいでしょう。

ソウル市は韓進からこの土地を買い入れ、松林公園として造成する計画です。市民が安心して出入りできる場所に変えるという計画ですが、土地の所有者につらい傷を与えた土地にまだ未練を持つ民間開発者が多く、どうなるかは未知数です。
  • Lim, Chul
  • 入力 2020-05-04 00:00:00

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