Q.生まれてくる赤ちゃんの性別を決めることができますか？
| A. | 「私が息子を産めるようにしてあげる」 妻が二番目の子を妊娠した時、漢方医の友達が言った言葉です。開業前、勉強の途中に昔の秘法が分かったとして、妊娠2か月前なら、息子を産ませることができるという話でした。 お金をもらうというわけでもなく、いわば一種の臨床実験でした。妻が実験の対象になるという事実が少し後ろめたさはありましたが、母体や胎児の健康に支障をきたすわけでもないということはありがたく提案を受け入れました。 丸薬の入った瓶をもらって、実家へ帰って妻に手渡しました。 「これを食べたら、 絶対に息子を生めるそうだ」 「誰に言われたの？」 「漢方医をやってる同窓生がいるじゃないか、結婚式にも来た」 「…」 「一度に30粒ずつ、一日に5回飲めって。朝、昼、夕食を食べる前と後に」 それで息子を生みましたかって？ 次女も娘でした。 漢方医の友達に問い詰めるということを妻が止めました。 「あのね、実はその薬あまり飲んでないの。食べると吐き気がして 我慢できなかったの」 漢方医の友達が渡した丸薬でなくても、男児選好の思想が強かった韓国では、息子を産むあらゆる秘法が伝えられています。息子をたくさん生んだ女性の枕を抱いて寝れば効果があるという秘法のことです。古い石像の鼻を切り取って飲むと効果があるという話を聞き、一時は全国のお寺の仏像が鼻を切られるという不祥事が起きたりもしました。 学校でXYは男性、XXは女性だと学びながら、息子、娘を選択的に産むことは不可能で、そのような秘法はすべて迷信か詐欺と見なされました。 ところが息子、娘を選んで妊娠できるようになりました。 試験管受精という現代医学のおかげです。 すでに乳牛の交配では、子の性別選択が頻繁に行われています。雄の精液から染色体を取り出してXとYを別々に分類することが可能になりました。乳を作る雌牛が多い方が農家に有利なので、このような方法を動員するのです。 X染色体がY染色体よりDNAが4％ほど多く、若干大きめで重いです。この違いを基に、柔細胞分類器を使って分けることができます。 ベンチャーブームの真っ只中だった1990年代末、韓国でもこの手法で息子と娘を選択的に産ませるという会社が登場したこともあります。その会社、今はありません。 他の国ではともかく、韓国では試験管の赤ちゃんの性別を選んで妊娠するのは不法だからです。 性別選択妊娠は技術的には可能ですが、倫理的な問題が残っているわけです。かなり多くの国でまだこれを不法と規定しています。 体外受精ではない自然な接近だと、法律が制約を加えることができません。 自然的な分娩で息子、娘を決めることができるでしょうか? 昨年フランスの日刊紙『ル・パリジャン』では、出生前の子どもの性別を選ぶのに役立つサービスを大々的に取り上げました。 おすすめメニューを見ると、娘を望む場合は乳製品と白菜、緑野菜、卵、スパゲッティ、赤い果物、しょっぱくない水とクルミ。息子の場合は、しょっぱいもの、肉と玉ねぎ、お茶、バナナ、フルーツジュース、にんじん、ねぎ、魚などです。 ここに自分たちで作った栄養サプリメントが含まれます。 第2段階は、妊娠の日付を決めること。これが重要で、Y染色体の寿命がX染色体より短いことに基づいています。 息子を希望する場合は排卵日当日、娘を希望する場合は排卵日の2~3日前に妊娠を試みてください。体温測定や尿、排卵検査などを経て、『Mybubelly』で関係を結ぶ日時を決めてくれるそうです。 米国の産婦人科医のランドラム・B.シェトルズ博士が提示する妊娠法も革新的な内容は、『My bubelly』のサービスと似ています。 ランドラム・B.シェトルズ博士の妊娠法を手短に紹介します。 息子を産みたい時 - 排卵日に性交渉をしましょう。 - 精子の数を増やしなさい。排卵予定日の4日前から男性の射精を徹底的に禁止させます。排卵予定日には必ず一度だけ性関係を持ちましょう。 - 性関係の15~30分前にコーヒーを飲んでください。コーヒーの中のカフェインが精子を刺激し動きが速くなります。 - 後背位を試みましょう。Y染色体に有利なアルカリ性環境である子宮頸部の入口に精液が排出されることがあります。男性は女性の膣に深く挿入した状態で射精しなければなりません。 - 夫にだぶだぶの四角パンツを着せましょう。体にフィットする下着は体温を高めますが、精子の数の減少につながる可能性があります。Y染色体はX染色体に比べて熱に弱いです。 娘を産みたい時 ― 排卵日以前に性交渉をしましょう。 ― 生理が終わった後から排卵予定日の2~3日前まで、頻繁に性関係を持つようにします。 ― 排卵日には禁欲しましょう。 - 正常な体位が良いです。 ― オルガズムを感じてはいけません。女性のオルガスムはアルカリ性分泌液の流れを増加させ、オルガスムを感じる時に起きる膣収縮がY染色体に有利だからです。 - 年を取ってから挑戦しましょう。高齢出産の場合、妻の膣内環境が酸性化しやすく夫の精子の数も減るため娘を産む可能性が高くなります。 |
- Lim, Chul
- 入力 2020-08-04 00:00:00
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