Q.ドラマ「サイコだけど大丈夫」のセクハラ論争について教えてください
| A. | 生まれつき愛の感情のない彼女が、よりによって自閉症を患っている兄によって、愛を贅沢に思う精神病棟保護司ガンテ（キム・スヒョン）に惚れてしまいました。 愛が何なのか愛をどう表現すればいいのか分からない彼女の行動は、他の人には少し変態に見えたはずです。制作陣もそのような意図でシーン処理をしたのでしょう。 ムニョンはガンテに会うために保護施設に入り、服を着替えるガンテを見ます。上着を脱いだカンテの体に目を通し、腹筋も触ってみます。ガンテがムニョンを外へ追い出そうとするが、ムニョンはむしろガンテの胸を何度も触ります。（第3話） ムニョンは、病院の職員や患者たちが多くの病院ロビーで、ガンテに向かって「私と一度寝る？」と叫んだりもします。 . 話が少し過ぎて、9話でも一緒に旅行に行って、ムニョンがガンテに性関係を試みようとするシーンがあります。この他にも「大きくなった。これくらいなら成長じゃなくて進化だと思う」、「きれいで欲が出る」、「あなたを食べてから離れるわ。ムン・ガンテを私にちょうだい」など露骨なセリフも出てきます。 この場面が物議を醸しました。 女性と同様、望まない接触は不快であり、心の準備もできていない状態で性関係は男性も戸惑っており、不快であるという非難が提起されました。 一部では「男性もセクハラや性暴力の被害者になり得るという点を制作陣は見過ごしたようです」と指摘しました。しかし、ヒロインのキャラクターをサイコに設定しているところで、この程度の場面が入らなければ、制作意図そのものが無残になる可能性もあるという点で、問題視しない視聴者もかなりいました。 しかし、同じ時間帯に放送されるライバル作品、SBSドラマ『コンビニのセッピョル』と比較され、論争が大きくなりました。 ウェブトゥーン原作を実写化した『コンビニのセッピョル』は、放送される前から「不良を美化した作品」という否定的な反応がありましたが、第1話から扇情性をめぐる議論が広がりました。 問題は、この2つのドラマに対する女性コミュニティの反応が完全に相反するということにありました。 『コンビニのセッピョル』については「やりすぎて涙が出る」 、「地上波でこんな内容が可能なのか」、「最近の性犯罪は何も知らない未成年者を脅して起こったものだが、地上波であんな風に表現するのか…」 、「女子高生を性的な対象として扱うな」などと強く批判しました。 しかし『サイコだけど大丈夫』の問題場面に対しては何が問題なのか、ドラマは見ずに写真だけ見て騒いでいるという反応が大多数でした。 一部の女子小学校コミュニティではクァク・ドンヨンが特別出演して露出症患者の演技をしながら重要部分だけ隠して戯画化した場面で「あれちょっと片付けて」と性的不快感を感じさせる書き込みをしたり、キム・スヒョンに対して「ずっと上半身裸になっていろ」と注文までつけたりしました。 女超コミュニティの相反する意見が男性視聴者を憤らせたわけです。 そして結局、放送審議委員会に苦情が寄せられました。 |
- Lim, Chul
- 入力 2020-08-06 00:00:00
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