Q.手羽先を食べると浮気をしますか？
| A. | テレビで試合を見ていても口が渇くほど緊張します。ビールを一口飲んだあとに手に取ったのが手羽先でした。細い骨までしっかり噛んで食べていると、横で見守っていた彼女が一言言います。 「手羽先をよく食べるのね。浮気をするつもり！」 冗談で言ったはずです。 しかし、昔はそうなると信じていた人もかなりいました。そのせいで田舎では手羽先のせいで夫婦喧嘩をすることまでありました。本当ですか？ あるコミュニティで紹介されたエピソードを聞いてみると、久しぶりに妻と幸せな時間を過ごそうとチキンを買って帰ったた男が妻と口争いになり、住んでいる家がひっくり返るほどの喧嘩をしたため警察まで出動したそうです。 確認したところ夫がシャワーをしている間に、妻が手羽先を2つ食べてしまったそうです。首にタオルをかけて出てきた夫が手羽先が全部食べられたことに気付き、怒りを抑えられなかったのです。 「手羽先を2つも食べたのか？」 「ここに足があるわ、足はあなたが全部食べて！」 「足と手羽先が同じなのか?!」 もしかしたら、手羽先を食べて夫が浮気をするのではないかと思い、妻が源泉を封鎖する作戦に出たのかもしれません。 とにかく昔は「男が手羽先を食べると浮気をする」という俗説がありました。鶏がありふれた最近では昔の言葉に変わりましたが、たまに冗談として使われます。 では、昔はどうしてそんな言葉があったのでしょうか？ これには、いくつかの説があります。 まず誤認説から紹介します。 手羽先には飽和脂肪が多く含まれており、中風を誘発したり悪化させたりします。そのせいで鶏の手羽先に風気があるという言葉が出ましたが、病気になった老人の風気を他の女性を貪る浮気（パラム、韓国語でパラムは風という意味もある）として勝手に解釈したため生じた言葉だという説です。鳥が羽ばたきながら風に乗って飛んでいくことから始まったという説も似ています。 2つ目は、少し科学的な背景があるエステ説です。 手羽先に含まれる最も多い栄養成分としてコラーゲンが挙げられます。コラーゲンを食べると肌が良くなり、若くて裕福に見えるので、周りに女性が絡むということです。自然に多くの女性に目を向ける機会も多くなるでしょう。 コラーゲンが骨と軟骨、歯を構成するうえ、血管の傷をきれいに治療し血管の凝固を予防するタンパク質で、年を取るにつれてコラーゲンが減少することを老化の兆候と考えるほどなので、ある程度一理あるという気がします。コラーゲンは食べるより塗る方がお肌の美容にいいという点はやや不満を感じます。 3つ目のステミナ説は美肌説と少し似ています。 手羽先にあるムチン（mucin）という成分は、性機能や運動機能の増進に効果的だそうです。朝鮮時代には勃起不全を治療するのに手羽先を使ったという記録*も残っています。手羽先を食べて精力旺盛な男が他の女性に目を向けるのは当然のことです。特に、1人の妻に3人の妾がいたことが罪でなかった昔は、なおさらでしょう。 * 手羽先ではなく、手羽先を利用して作った強壮剤もあります。3年間育った雄鳥の鶏冠の血1杯にシナモン37.5グラムとブシ（附子）75グラムを合わせて粉を作り、それを丸めます。食前に7~10錠を温水または酒で飲むと、手足が熱くなり性感の高騰を感じることができるそうです。 最後は既婚女性に配慮するためという説を紹介します。 「娘の壻が来れば雌鶏を捕まえて食べさせる」という昔話があります。婿に優しく接するという意味ですが、その分鶏肉が貴重だったということです。 家族の多い家で鶏を一羽捕まえても、女性の口には肉が入りづらかったのです。お母さんや姉さんはせいぜいスープを飲んでいたでしょう。 この時代、男の子たちが手羽先をつかむと「それ食べたら浮気する」と食べさせないようにしました。 あまり肉がない手羽先と、頭は女性が食べられるように配慮したのでしょう。 「女性が鶏の首を食べると声がきれいになる」という言葉もありましたが、首は女性の分として残しておくために出てきた言葉だと思います。 |
- Lim, Chul
- 入力 2020-08-11 00:00:00
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