Q.ヤドカリをペットとして飼っている人は多いですか？
| A. | あるお母さんが悩んでいました。情緒が不安定な子どもにペットを飼わせれば、情緒も安定し相手への配慮を学ぶことができるという話を聞いたからです。 犬や猫がいいのでしょうが、狭いアパートで飼うことに抵抗がありました。 そして ヤドカリの話を聞きました。 毛も飛ばさず値段も安く死ぬこともなく食べ物の好き嫌いもなく、さらにしっかり育てると10年以上生きるというのでインターネットで調べてヤドカリ3匹と飼育セットを注文したそうです。 ヤドカリと飼育セットが到着した日、ワクワクしている子供と一緒に飼育セットを作りました。 塩水と真水を水槽に入れて、ヤドカリ専用のジェリーも入れておきました。 「お母さん、ゼリーがなくなった。ヤドカリが食べたみたい」 起こしても起きなかった子供が朝からヤドカリの話をする姿を見て、ヤドカリを買ってよかったと思いました。 大きな飼育セットで数匹のヤドカリを飼うと* 面白い光景も見られるそうです。 ヤドカリは成体になってから巻貝の貝殻をかぶって暮らしますが、自分の体に比べてあまりにも大きな貝殻を見つけたら近くで待機します。時間が経つとヤドカリたちが集まってきます、そうして集まったヤドカリたちは貝殻の大きさを計ってみて、体が大きいヤドカリから順に並んで待ちます。そうして大きな貝殻に入るヤドカリが現れれば、みんな自分の家から出て、前の人が住んでいて置き忘れた家に引っ越します。 ***ヤドカリは団体生活が好きなので10匹以上、大規模に飼うのがいいそうです。 ヤドカリを飼っている時に子供と一緒にこんな光景を目撃したらどれだけ面白いでしょうか？ 数匹いなくても、余分な貝殻を入れておけば大きくて素敵な家に対する欲求のためか、引っ越す光景を目撃するのは難しくありません。ヤドカリは家に対して欲があるため、誰かが見ていたとしても良い家だと感じたら、すぐに引っ越します。巻貝の貝殻でなくてもプラスチックや人形などもかぶって過ごすそうです。 オスやメスを一緒に飼うと繁殖する光景も見られるでしょう。 韓国でペットとして売っているヤドカリはほとんど輸入品です。暖かい所でのみ生きる甲殻類であるため、5月から販売されます。 ついでにヤドカリの飼育方法を簡単に紹介しましょう。 飼育場 ヤドカリの大きさより少なくとも2倍以上の床材や海水、真水、そして餌を与える空間、隠れ家、遊園地**が入る空間の飼育場を作らなければなりません。 登るのが好きです。水槽の壁面に塗られたシリコンだけでも登るほど得意です。 温度、湿度 陸地での生活に慣れているヤドカリも24℃以下の環境では冬場活動をしません。ヤドカリが遊ぶのを見るには、ヤドカリが活動する最適の温度と湿度がなければなりません。温度と湿度は一定に維持することが必要ですが、ヤドカリの種類ごとに最適の温度と湿度に差があるので予め調べておいたほうがいいです。 床材、餌の器、装飾品 ココナッツの床材、サンゴ砂、砂などが床材として使われますが、素材別に長所と短所があります。韓国でココナッツに続き2番目に多く使われるサンゴ砂は湿度の維持が難しいという短所がありますが、再利用が可能でヤドカリの飼育場が酸性に変わるのを防ぐ長所があります。 餌 ヤドカリは雑食性なので餌の心配はいりません。干した海老、イワシ、ニンジン、白菜、リンゴ、梨など何でも与えればよく食べます。ただ、野菜や果物だけを与えては、カルシウムやたんぱく質を得るための共食いすることもあるので、気をつけなければなりません。 TIP：餌や水の器（真水、海水）は十分な大きさがいいです。餌をつまんで隠す癖があるので、大きな器に餌が多めにあれば、床に隠す行為も減ります。種類によっては体が沈むほどの深い海水タンクが必要です。ただ、簡単に上り下りできなければなりません。陸地のヤドカリはエラで呼吸するので水中呼吸の機能はほとんど退化した状態です。水で息をすることはできますが、登りにくいと水に落ちて死ぬこともあります。 |
- Lim, Chul
- 入力 2020-09-08 00:00:00
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