Q.韓国で干支を区分する基準は陽暦ですか? 陰暦ですか?

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A. 2021年元旦
地平線上に浮かぶ明け方の左手*に沿って雲が流れていきます。

初日の出を見ようと寝そびれた弟が兄を起こします。
「ほら、ほら。雲がまるで牛の群れみたいじゃない?丑の年だけど牛の群れの雲だなんて、不思議じゃない~?」

寝ぼけている兄は全て面倒くさいだけです。
「バカ、陰暦の1月1日が過ぎたら干支**が変わるんだよ」

お兄さんの話が事実でしょうか?

* Dawn's Left Hand(黎明の左手)、夜明けの一時間前に地平線に浮かぶかすかな光
**干支だけ知っても何歳年下の兄なのか、弟なのかすぐ分かります。それくらい重要です。

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥を守る十二神将は陰暦の1月1日が終わると、自分が任務につくのですか?

まず「2021年辛丑年の年が明けた」という言葉は間違っています。
2021年1月1日を陰暦では庚戌年11月18日で、辛丑年の日が昇るにはまだまだ先のことです。それなら陰暦1月1日の太陽暦2月12日にならないと「丑年」が始まらないという兄の言葉が正しいです。

ところが、それも間違っています。
干支を分ける目安は二十四節気の最初の立春です。

2021年の立春は陽暦2月4日ですので、陰暦1月1日になる前に干支が子年から丑年に変わります。

干支は太陽の位置に沿ってつける時間的要素だからです。(十二の動物に象徴される十二神將は時間を守る神です)

東洋で通用されてきた暦は陰暦を基準にしたものでは決してありません。月の変化と太陽の変化を同時に反映した太陽太陰暦です。月の位置は陰暦の日付で表示され、太陽の動きは二十四節気に反映されます。つまり二十四節気は陽暦を基準に定められます。

二十四節気の先頭に立つ立春は太陽の位置による始まりです。立春大吉、建陽多慶に太陽暦1月1日、「干支の日」を祝う風習が残っています。月の位置を基準にした1月1日もあるので混乱しますが、太陽と月の2つの天体の変化を同時に追求する東洋天文学では避けられない現象です。

厳密に言うと干支は立春の日付だけでなく時刻までも計算しなければなりません。 太陽が黄経315度になる地点が立春の始まりです。この時刻前に生まれたお子さんですと、変わる前の干支の影響下に置かれます。

では、結論を申し上げます。

西洋の太陽暦を基盤にカレンダーが作られましたから、2021年の新年はカレンダーに赤い文字で書かれたとおり1月1日に始まります。

しかし、陰暦をベースに60干支の辛丑年は陰暦1月1日(2月12日)に光を照らし始めます。そして丑年は二十四節気の太陽暦システムの立春(2月4日)に始まります。

なんでこんなに複雑なのでしょう?

複雑ですね。
だから間違っていることは分かっていますが、好きなように使っても構わないという気もします。
  • Lim, Chul
  • 入力 2020-12-31 00:00:00

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