Q.ランニングマシーンの由来について教えてください

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A. 陰地があれば陽地があるように新型コロナウイルスで活況を呈する業種もあります。
ホームフィットネスもその一つです。

社会的距離の確保でお客さんの足が途絶えたフィットネスセンターは廃業に追い込まれるほどですが、自宅で運動でもしようと思って器具を購入する愛好家たちのおかげで生産会社は大変楽しいです。

ダンベル、ジムボール、フラフープ、自転車、そしてランニングマシーン(Running Machine)など。
実際、都市人口の大部分がアパートで生活している韓国では家にランニングマシーンを置いておくのが少し負担でもあります。狭い空間も問題ですが歩いて走ってドンドンと音がしたら、上と下の階の家から何か言われることを覚悟しなければなりません。 最近は防音マットでマンションの騒音問題を解決してくれるようになったため、ランニングマシーンを置く家が増えています。

それでも結構走る感覚を感じることができるフィットネスセンターが懐かしくなります。
楽しい音楽を聞きながら軽快に走り流した汗を拭うためにシャワー室に向かう姿が夢に出てきそうです。

ところで、この話をご存じですか?
ランニングマシーンのトレッドミル(Treadmill)が拷問器具として使われていたそうです。

18世紀、リスの回し車のように囚人たちを円筒の中で回らせました。この光景を見た英国エンジニアのウィリアム・キュービット(William Cubitt)は、より生産的に使用する案を考案しました。

囚人たちに穀物を粉砕する任務を与え彼が考案した器具が下の写真のようです。

一見、何が何だか分からないでしょう。壁の前で階段の上に立っているんじゃないか、このように見えるでしょう。あの階段がまさに踏み臼です。階段を上がると踏み臼が回ります真ん中の囚人は足の力が抜けたのか、一番上のスペースに立っていることもできません。

それもそのはず1時間当たり440メートルの速度で険しい階段を上らなければならないため、とても大変だったでしょう。こんなことを1日6時間もしたなんて毎日険しい山を2.6キロも登ったわけです。登山の経験がある方なら、どんなに大変なことか理解しやすいと思います。

どんなに苦しくても頂上に登ったという感激も「ヤッホー」と思いっきり叫んでもこだまを返してくれる山もありません。明日また同じことを繰り返さなければならないと思うので夜は悪夢を見るだけです。

囚人たちが上り下りする踏み臼を横に寝かせるとランニングマシーンになります。
まさにこのような姿です。

原理は説明が要らないほど簡単なので古代人にも使われていました。
ローマ時代には城や高い建築物を建てる時、重い石材を持ち上げる用途として使われました。
今日のクレーンです。

円筒の中に入って苦労して歩いている人が見えます。100トンの石も持ち上げるものもあったそうですから、奴隷たちの境遇は牛や豚同然です。

穀物を搗いたり建物を建てたりする時に使われていたトレッドミルを運動器具として使用した人はドイツ人のルイス・アッティラ(Louis Attila)です。1900年代後半、世界各国を回りながらストロングマンショー(Strong man Show)をしていた彼は、下半身の筋肉を鍛えるためにトレッドミルを使いました。

ルイス・アッティラは1898年、多くの人に自分の運動知識を伝え後継者を養成するためのスタジオを建てたのですが、おそらく最初のフィットネスセンターと言えるでしょう。

その後1952年にアメリカワシントン大学のロバート・ブルース教授とウェイン・クイントン博士により医療機器として生まれ変わりました。

患者の肺と心臓の状態を診断するのが機器の目的でした。アメリカ心臓専門医のケネス・H・クーパー(Kenneth H. Cooper)は、さらに一歩進んで予防医学的レベルで有酸素運動の必要性を強調しトレッドミルを有酸素運動器具として使い始めました。ケネス・H・クーパー博士のプログラムを採択したNASAは宇宙飛行士たちを訓練するのにこれを使いました。そして効果がありました。

宇宙飛行士たちが訓練に使っていた器具だったなんて。
口コミが広がればトレッドミルの大衆的な旋風は時間の問題でしょう。

ちなみに、研究室や軍の訓練所、医科大学など、いくつかの場所でのみ存在したトレッドミルを一般人が容易に接することができるように商用化した人はエンジニアのウィリアム・ストウ(William Staub)です。彼は96歳で亡くなるまでトレッドミルで運動をしたと伝えられています。
  • Lim, Chul
  • 入力 2021-01-12 00:00:00

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