Q.韓国は三方が海に囲まれているのに、なぜ学校に水泳の授業がないのですか?

답변게시판
A.
子供と一緒に日本に行ってきた40代の女性の方がこんなことを言った。

「子供たちをプールに連れて行ったが、日本の子供たちは、ほとんどが学校の体育で水泳を習っており、みんな上手だ。子供だけでなく、お母さんたちも水泳を上手にしていた。娘に見本を示すお母さんを見て、私は恥ずかしくてプールに入ることすらできなかった。」

彼女も水泳を全くできないわけではない。子供の頃プールに行くことも多かった。しかし、水泳ではなく水に足を浸していたずらをする程度だった。それでも水に浮かぶことはできたので、犬かきのように泳いでどうにか前には進める。

率直に言って、現在の30~40代の主婦だけでなく、年配の男性も同じだ。田舎で育った子供は、家で1時間程度歩いたら海や川とまではいかなくとも、小川程度は簡単に行くことができ、町内の年上の子どもたちにに泳ぎを学ぶことができる。勢いよく水の中に飛び込むと、一人で手足を振って泳ぎを身につける。水におぼれそうになったら救い上げてくれるというのが年上の子どもが教えてくれる水泳だ。しかし、水辺に行く機会がなく、放課後には3~4個ずつ塾に行く都市の子供たちは、別途時間を作って学ばなければいけない。

熱心な親は、子供が小学校に入る前に、スイミングスクールに送る。都市の子供たちにとって水泳は自然と身につくものではなく、お金を出して学ぶスキルになってしまったわけだ。このような状況なので、水泳はお金に余裕のある家の子供がするものになってしまい、団体で行った旅行でもプールでクールなフォームで泳いでいる人は、裕福な家の子供だった。そう、成長して20代~30代になっても同じだ。

金持ちの子供が通う私立幼稚園と私立小学校では、正式に水泳を教える。さらには英語が上手な水泳インストラクターを募集している私立学校すらもある。5歳の頃から水泳を習うのだから、選手級の実力はなくてもフォームはそれなりのクロール、平泳ぎ、背泳ぎなどを身につける。難しく力のいるバタフライは適当にスキップする。

しかし事情が、少し変わった。 2011年から韓国でも小学生を対象に、学校での水泳を教えるようになった。ソウルで2011年2学期に15の小学校を対象に試験的に水泳教育をコースに入れた。

成果が出たため、2012年から小学校3年生の子供を対象に水泳の教育を全面的に実施した。現在はソウルだけでなく、大都市の小学生が学校で水泳を学ぶ。おそらくこの子供たちは、年齢が上がっても趣味で水泳をするだろう。

子供の頃、水泳をしていたなかった人は、水を怖がるようになる。さらに、体系的に水泳を習わずにフォームが崩れている人もプールに行くことを気にする。だから暇な時間にスポーツ活動をしたとしても、水泳は後回しになる。

韓国科学研究院が調査した2010年度の国民生活体育参加実態調査を見ると、明確だ。余暇にする体育活動中31.9%が「ウォーキング」だ。登山(16.2%)、ヘルス/ボディビル(12.8%)、サッカー(10.1%)、自転車(5.5%)の順で続く。水泳をする人は5.3%にすぎない。

ただし、やりたい運動として最も高い割合を占めているのは水泳(17.6%)だ。登山(8.3%)やヨガ(7.8%)、ゴルフ(6.5%)をはるかに上回っている。水泳をしたくてもできずにいることが反映している数値だ。

☞上記の質問への回答:以前は学校で学ばなかった。しかし、現在では小学校3、4年生の時の季節教育で教える。ただしバタフライは教えない。
  • Lim, Chul/写真=MBC「パパ、どこ行くの?」
  • 入力 2014-09-24 13:00:00

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