サムスン電子おびやかす米インテルの巨額投資…ファウンドリ市場に地殻変動か


世界最大の半導体企業である米インテルは、世界ファウンドリ市場で第4位の米GlobalFoundries(グローバルファウンドリ)を300億ドル(約34兆ウォン)で買収する案を推進中だ。買収が実現すればインテルはファウンドリ事業で台湾TSMCとサムスン電子に続き、一気に世界3位に跳躍することになる。 TSMCとサムスン電子中心の「二強体制」が揺れるなど、ファウンドリ市場の「地殻変動」が予想される。

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は15日(現地時間)、米インテルがグローバルファウンドリーを所有しているアラブ首長国連邦(UAE)の政府系ファンドであるMubadala Investment(ムバダラ・インベスト)を相手に、総300億ドル規模の買収・合併(M&A)を議論していると報道した。

グローバルファウンドリは昨年の第4四半期におけるシェアは6.6%で、台湾UMCとともに3位圏を形成している。シェア順位はUMCにわずかに遅れをとった第4位だ。米ニューヨーク州と米バーモント州および独ドレスデンなどで生産施設を運営しており、米AMDや米クアルコムなど世界250社の顧客を相手に高性能CPU(中央演算処理装置)などの半導体を受託生産している。

グローバルファウンドリ側はWSJの報道と関連して交渉を進めた事実はないと否定したが、半導体業界では買収交渉額が具体的にあげられた点などを勘案すると、実際には交渉が行われている可能性が大きいと見ている。交渉が成立しない場合はムバダラ・インベストが当初の計画通り、今年末か来年を目標にグローバルファウンドリを上場する案を検討することが予測される。この場合、グローバルファウンドリの企業価値は少なくとも200億ドルに達する見込みだ。

インテルはこれに先立つ3月、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)はファウンドリ市場への再進出を宣言し、200億ドルを投資して米アリゾナ州に2つの新規半導体工場を構築すると発表した。こうしたなかでグローバルファウンドリの買収までも推進し、巨額を提示することによってファウンドリ事業を拡大するという強い意志をもう一度誇示したわけだ。

アン・ギヒョン韓国半導体産業協会専務は「ファウンドリ進出を宣言したインテルが、最短期間で事業を本格化するためにグローバルファウンドリの買収を検討していると思われる」と語った。

ファウンドリを中心に、2030年までにシステム半導体で世界1位に上がるという目標を立てたサムスン電子は、強力な後発者の課題に直面する危機にさらされた。 サムスン電子はTSMCとのシェアの差を狭めることができずいるなか、インテルは米国政府の支援を背景に事業拡大に乗り出せば、サムスン電子としては圧迫はさらに大きくならざるをえない。業界関係者は「サムスン電子がサンドイッチになるかもしれない」と憂慮した。
  • 毎日経済 | ノ・ヒョン記者/イ・ジェチョル記者
  • 入力 2021-07-16 19:56:03