ベトナムのコロナ拡散…サムスン・LG、大規模な損失につながるか



ベトナム南部のホーチミン市周辺道路は今月に入って、物流トラックだけがかろうじて通過している。乗用車はおろか、トラックさえも100%の通行を保障されないのが実情だ。このような状況であることから、現地の韓国企業は毎日の部品・資材の確保に支障が発生している。労働者の間に感染が広がって、工場は通常の操業は難しい。現地に工場を置いたサムスン電子の協力社の関係者は「サムスン電子の工場稼働率は100%をはるかに下回り、協力社の設備も遊んでいる。防疫措置だけでも厳しいが、売上げの損失までは気が回らない状況」だと雰囲気を伝えた。

ベトナム全域でコロナ19が連日猛威をふるい、サムスン電子とLG電子を筆頭に韓国の情報技術(IT)企業に赤信号が灯った。

ベトナムはサムスン電子のスマートフォンの年間出荷台数(約3億台)の半分を担当し、生活家電とテレビなどの中核生産拠点でもある。 LG電子も北部のハイフォン工業団地に生活家電の生産団地はもちろんのこと、次世代の主力事業である自動車部品の生産拠点を設置した。これら企業の完成品の生産に支障をきたし、サムスン電子とLG電子の部品関連会社や現地協力社の工場も、ともに大規模な実績打撃の恐怖を経験している。

今月に入ってベトナム国内のコロナ19の拡散は、主にドンナイ省の省都ホーチミン市などの南部地域に集中している。 4日(現地時間)、ベトナム全域で新たに発生したコロナ19確定者は総7623人だが、ほとんどは南部地域で発生した。ドンナイ省の省都ホーチミン市は、当初は今月初めまでだった封鎖措置の期限を今月中旬まで延長したことが伝えられた。

これらの地域に位置した主要工場の平均稼働率は、3日の時点で約60%だと現地メディアが伝えた。ホーチミン市のサイゴンハイテクパークには、サムスン電子生活家電・テレビ複合工場と米インテルの半導体組立工場などが集まっている。サムスン電子ホーチミン家電工場の昨年の売上げは6兆2000億ウォンに達する。

ベトナム北部地域でも安心できない雰囲気だ。北部バクニン省では先月までコロナ19が猛威をふるい、当局が工場の生産支障を押し切って労働者が家に帰ることを禁止する特段の措置を下したことがある。今月に入って感染傾向は落ち着いたが、一部の工場では勤務地を離脱した労働者がコロナ19に感染するなど当局の指示に違反し、いつでも再発しうるという懸念でいっぱいだ。サムスン電子はすでに第2四半期のバクニン省工場の稼動に支障をきたしており、売り上げの損失が発生した。
  • 毎日経済 | イ・ジョンヒョク記者/パク・チェヨン記者
  • 入力 2021-08-05 17:57:36