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李サムスン電子副会長、仮釈放…再収監207日ぶりに出所


  • 李サムスン電子副会長、仮釈放…再収監207日ぶりに出所

李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長は光復節を迎え、来る13日に仮釈放で解放される。去る1月に「国政壟断共謀」の嫌疑で収監されてから207日ぶりだ。仮釈放は条件付き釈放だけに、今後の経営活動は完全に自由ではないだろうという観測が出ている。

9日の法務部によると、仮釈放審査委員会(委員長カン・ソングク法務部次官)はこの日の午後、政府果川庁舎で非公開会議を開き、光復節仮釈放対象者の審査を行った。 4時間の議論の末、審査員らは仮釈放申請者1057人のうち、李副会長を含む810人を仮釈放することを決定した。朴範界(パク・ポムゲ)法務部長官も審査委員の決定をそのまま承認して仮釈放が確定した。李副会長は光復節を控えた13日午前10時に出所することになる。

国民的に関心が高いだけに、パク長官が直接審査結果を発表した。パク長官は「コロナ19の長期化による国家経済とグローバルな経済環境を考慮して、李副会長を仮釈放対象に含んだ」と語った。

検察局長と校正本部長など総9人の委員で構成された審査委員会は対象リストを確認した後、社会的な感情と収容生活の態度などを考慮して仮釈放資格を議決した。審査委員は李副会長が進行中の捜査・裁判の状況を検討し、再度収監される可能性をはかってみたことも伝えられた。李副会長は「サムスン経営権の継承疑惑」で裁判を受けており、「プロポフォール投薬疑惑」でも起訴された状態だ。

「国政壟断共謀」の疑いで裁判に渡された李副会長は、去る1月に破棄差し戻し審で懲役2年6ヶ月を宣告され、ソウル拘置所に再収監された。 2018年2月に釈放されてから3年ぶりだった。李副会長は裁判の過程で刑期の相当期間の服役と、先月末に刑期の60%を満たすなど仮釈放の要件を備えている。

仮釈放は赦免とは異なり刑を免除されるものではなく、一定の制約がある。李副会長は特定の経済犯罪加重処罰法上は5年間の就職が制限された状態なので、登記役員を務めるには法務部の特定経済司法管理委員会の審議を経て法務部長官の承認を受けなければならない。また海外に出るたびに法務部の審査を経なければならない。
  • 毎日経済 | パク・ユネ記者
  • 入力 2021-08-09 23:10:33




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