海外進出に速度出す韓国証券各社…東南アジアに歩幅を拡大


韓国の大手証券会社は再び海外進出に速度を出している。証券業の本山である米ニューヨークと英ロンドンから、新興国のベトナムやインドネシアなどの東南アジアに歩幅を広げている。特に新興国の株式市場は新しい有望事業として注目されながら、単純なブロウカリジ業務を超えて、現地のベンチャー企業への投資と買収・合併(M&A)の手配、債券発行などの投資銀行(IB)業務の領域を海外に広げていく方針だ。

KB証券はインドネシア証券業界への進出を通じて、東南アジアでのシェア拡大を図る方針だ。昨年からベトナムとインドネシアでも韓国の「東学ケミ運動」のように、爆発的な個人投資家の増加で株式取引き市場が大きくなっているからだ。このような時に現地進出を加速化すると、海外投資での収益率を引き上げることができるという判断が作用したとみられる。 KB証券は追加的な資本投資として、インドネシア現地で買収する証券会社をトップ5に育てて事業領域を拡大する方針だ。 KB証券は国内債券の発行(DCM)1位の競争力を基盤に、香港で主幹事の地位を得て債券発行に成功するなど、IB領域の拡大にも挑戦している。

26日の韓国証券業界によると、国内5社の大手証券会社の今年上半期の海外法人の純利益は2053億ウォンで、2019年の年間純利益(2140億ウォン)に迫ったことが分かった。

コロナ19パンデミックの中でも最大の利益を上げた昨年の年間純利益が2656億ウォンである点に照らしてみると、今年の上半期だけで昨年の収入の77%を達成したわけだ。ある証券会社の関係者は「海外法人は依然として投資が進んでおり、法人ごとに赤字のケースも少なくないが、全体的には高い収益率を上げている」とし、「証券会社が韓国の大企業が進出する国に進出して支援業務を行っていた過去から抜け出して、現地の顧客を攻略しながら期待以上の収益を得ている」と説明した。

最初に海外に目を向けた未来アセット証券の収益は圧倒的だ。米国、英国、香港、中国、インドネシア、シンガポール、インドなど海外10カ国に現地法人を設立した未来アセット証券は、今年の上半期だけで1807億ウォンを稼いだ。事実上は国内証券会社の海外法人収益の大部分を占めている。 2019年の1709億ウォンと2020年の2010億ウォンを経て、今年も過去最大の純利益の更新が期待されている。

未来アセット証券はベトナムで第2位、インドネシアで第3位の証券会社に上がっている。未来アセット証券の関係者は「ベトナムでのオンラインマーケティングの強化とIBビジネスも拡大している」とし、「インドネシアでは現地の初でHTSとMTSを発売し、取引額を準にして1位に上がることもした」とした。

他の大手証券会社も投資を拡大している。韓国投資証券は今年初めに米国で、第二のニューヨーク法人を設立した。ニューヨークアメリカ法人はブロウカリジ中心だったが、新しいニューヨークUS法人は現地でIB業務に集中する計画だ。韓国投資証券の関係者は「米国でIB業務を拡大するための新しい法人を設立した」とし、「海外法人の利益も良い方で、今年の上半期には債券部門で先制的な引当金を反映しながらやや縮小された面がある」とした。

昨年は海外法人のみで520億ウォンを稼いだNH投資証券は、今年の下半期に結実が期待される。去る7月から月に50億~100億ウォンずつ純利益が予想されているからだ。

国内の証券会社は株式取引きの手数料事業を離れ、ベンチャー企業投資と上場(IPO)主管、債券の発行やM&A仲介など、「韓国版ゴールドマン・サックス」に挑戦するなどでIB事業を強化する計画だ。
  • 毎日経済 | チン・ヨンテ記者
  • 入力 2021-08-26 17:50:19