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「学費1億」のロースクール、法曹界就業者は40%だけ


  • 「学費1億」のロースクール、法曹界就業者は40%だけ
  • < 主要ロースクール2期の法曹人就業率 >

全国のロースクール(法学専門大学院)の卒業生のうち42%だけが、裁判所・検察・法律事務所などの法曹界に就職することが分かった。また、ソウル大学のロースクールを出ても全体の就業率(一般企業を含む)が76%にとどまるなど、昨年に卒業した25か所のロースクール卒業生の平均就職率は66%に過ぎなかった。

国会法制司法委員会所属のセヌリ党のキム・ジンテ議員が教育部から提出を受けて発表した、25か所のロースクールの2期(昨年卒業)の定員対比の就職率によると、ロースクールの卒業生が法曹界に就職した割合は平均42%に過ぎなかった。法曹人の就職率が最も高いロースクールは、慶煕大学(60%)であることが明らかになり、その後に釜山大学(52.5%)、中央大学(52%)、仁荷大学(50%)の順だった。一方、この割合が低くかったところは、済州大学(27.5%)、韓国外国語大学(28%)、漢陽大学(31%)、高麗大学(33.3%)の順だった。特に済州大学と忠北大学は検察と裁判所に就職した人数が2期では一人もいないことが明らかになり、ソウル大学も48%にとどまった。

キム議員側によると、年平均のロースクールの授業料は、私立大学の場合、2000万ウォン台に達し教材費や生活費などを勘案すれば、ロースクール3年間で1億ウォンの費用がかかる。キム議員は、「家計の厳しく教育ローンまで受けながら、ロースクールに入っても就職できないのは大きな社会的浪費」と伝えた。
  • 毎日経済_ムン・イルホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-28 19:01:51




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