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ポスコなど、大手企業の下半期の公開採用をチェック

「わが社はこんな人材を求めている」 

大企業各社が下半期の公開採用で最も好む人材像イメージは、△グローバルな視野、△文学的素養、△実務遂行能力を持った人材…に要約される。

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サムスングループの場合、語学力とともにグローバル感覚が採用の重要な判断要素だ。サムスングループは人文学と工学の知識を備えた「統合型人材」を選別するために、今年の下半期のSSAT(サムスン職務適性検査)に国史と近現代史など、人文学領域の割合を高めた。サムスン電子・サムスンディスプレイなど、グループの主軸であるIT関連子会社は理工系の選抜の割合が高く、サムスン物産やホテル新羅・第一毛織などは人文系の比率が高い。地方大学出身者の割合も他の大企業に比べて相対的に高い。サムスングループは地方大学出身の割合を35%に合わせる予定だ。

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現代自動車グループは、就職志望者の歴史観や人文学的な深さを測ることに注力する。自動車産業は理工系の専門知識が必要だが、人文学的素養が不足する場合、現代自動車グループの受験に落ちる可能性も排除できない。今年の上半期の人格適正検査でも石窟庵・カヤ古墳・支石墓(コインドル)などのユネスコ世界文化遺産に対する知識を問う質問が出て、受験者を当惑させたことがある。

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LGグループは実務能力を最も重視する。今年の下半期の公開採用から、入社志願書に認定語学成績や資格証を書けないようにした。受賞歴・インターン・ボランティア活動などのスペックに関連する項目もなくした。 LGグループの関係者は、「ひたすら実務能力だけで評価を得るための措置」とし、「書類選考で合格者の職務遂行能力を徹底的に把握するために、職務別に特化した試験も実施する予定だ」と明らかにした。たとえばマーケティング職務ならマーケティング実務のインターンシップ、ソフトウェア職務はコーディングテストなどを実施する。

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SKグループは就職準備生のためにこの9月17~18日の二日間、「SKタレントフェスティバル」を開催した。イベント期間中、求職者が持っている意欲と能力を自由に発表する「力量プレゼンテーション」を進行し、優秀発表者には新入社員公開採用の書類選考免除という利点を提供する。SKは就職希望者が申込書に最小限の個人情報(名前・年齢・卒業年度など)のみ記入して、求職者の能力だけを見ることができるようにしたブラインド面接も実施している。また、SKグループは社会的弱者層の出身者には、筆記試験で加点を行っている。

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ポスコの場合、海外活動(語学研修・海外ボランティア活動)・第2外国語・第3外国語の取得、インターン活動・資格証を持つ志願者に対して特に優待して評価しない。資格証は韓国史の資格だけ優待し、社会貢献活動の優秀者は優遇しているが、国内と海外ボランティア活動に差を設けていない。

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現代重工業は定期的に新卒公開採用のほか、優秀な研究人材の確保のための現代重工奨学生・海外留学生の募集や一般分野のインターン社員募集を行っており、優秀なエンジニアの確保のために、ソウルにエンジニアリングセンターを運営している。現代重工業の関係者は、「未来を準備して市場をリードできる、創意的で挑戦的な核心人材の確保に重点を置いて採用を進めている」と説明した。
  • 毎日経済_ホン・ヂョンソン記者/チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-30 17:39:28




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