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[単独] 米ジョージア州上院議員、韓国で財界リーダーらと会合


  • [単独] 米ジョージア州上院議員、韓国で財界リーダーらと会合

ジョン・オソフ米ジョージア州上院議員(民主党、写真)が去る8日から1週間の日程で訪韓し、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長と崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長など、財界のリーダーに相次いで会ったことが分かった。サムスンとハンファなどとのビジネス会合も続くと伝えられたなかで、オソフ議員は韓国企業を相手に投資誘致に積極的に乗り出すと予想される。

オソフ議員は米国政界で嘆望される政治家であり、最年少の上院議員で、今回の訪韓を通じて韓国財界との協力関係も強化するものと見込まれる。

9日の政財界によると、オソフ議員はこの日の夕方にチェ・テウォンSKグループ会長と晩餐会談を持った。会同はソウル市の某所で開かれて、池東燮(チ・ドンソプ)SKオン代表、イ・ワンジェSKC代表なども同席した。 SKオンとSKCはともに、ジョージア州に大規模な生産拠点を置いている。最近、米国を訪問して現地の政財界人と会ったチェ会長は2030年まで米国に520億ドルを投資すると明らかにするなど、対米投資に速度を出している状況だ。

オソフ議員はこの日の午前、京畿道華城市に位置する現代・キア自動車の南陽研究所も訪問したことが確認された。親韓派上院議員である同氏が、ジョージア州に工場を置いた代表的な完成車メーカーであるキアの韓国研究開発(R&D)基地を直接訪ねたわけだ。

業界によるとこの日、オソフ議員は南陽研究所でチョン・ウィソン現代自動車グループ会長とも会合を持ったという。オソフ議員はチョン会長を含めて研究所内の現代・キア自動車の役職員と会い、キアの車両開発と今後のジョージア工場への投資計画などを議論したと伝えられた。

キア自動車はジョージア州に2009年に自動車生産工場を竣工し、10年以上稼働している。財界では今回の会合で現代自動車の米国電気自動車の生産に関する具体的な議論がなされたかに関心が集まっている。

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SKグループはジョージア州と格別な縁を続けている。国内の単一企業では米ジョージア州に最大の投資を行い、最初に投資を進めたのがSKオンとSKCだ。 SKグループが米国への投資を拡大するなかで、ジョージア州は文字通りSKグループの対米投資の心臓部にあげられる。 SKグループはジョージア州の政界や学界など、地域社会との連帯を強化している。ジョージア州の立場でも、主要投資家として雇用を創出するSKグループは貴重な客であるわけだ。

現在、SKオンはジョージア州にバッテリー第1・2工場を建設しており、現在までの投資規模は約3兆ウォンに達する。ジョージア第1工場は、早ければ今年の末から米国内のフォルクスワーゲン工場にバッテリーを本格的に供給する。 2022年の完工を控えている第2工場は、フォードへの物量を引き受けることになる。米国電気自動車産業の拡大に先立ち、SKオンはジョージア州だけで約3000人の雇用を創出することになる。

SKCもジョージア州への投資を拡大している。 SKCは先月、世界で初めて開発したハイパーフォーマンス・コンピューティング用ガラス基板の商業化に乗り出すと電撃的に発表し、米国ジョージア州のSKC inc.の敷地に半導体ガラス基板事業の生産拠点を建設すると明らかにした。 SKCは2023年までに8000万ドルを投資し、1万2000平方メートル規模の生産施設を建設する。

これに加えて、地域名門校のジョージア工科大学との産学協力も続く。 SKCはSKグループ関係会社のなかでは一番先にジョージア州に進出した会社としても有名だ。 SKCは1999年、米ジョージア州に大規模なフィルム(ビデオテープ)生産工場を建設し、これは現在はPETフィルムの生産工場に転換された。財界ではSKCが銅箔の海外生産基地の追加としてと、米国ジョージア州を考慮しているという話も出ている。

オソフ議員は訪韓期間にハンファQセルのイ・グヨン代表など、ハンファの関係者にも会う予定だ。ハンファQセルは米国ジョージア州に生産能力1.7GW(ギガワット)規模の太陽光発電モジュールの工場を運営している。ハンファQセルのジョージア州工場は、ハンファグループの北米における太陽光発電事業の拠点だ。ハンファQセルは昨年、米国の住宅用・商業用太陽光モジュール市場でそれぞれ3年・2年連続でシェア1位を記録するなど、米国で急速に成長している。

一方、財界によるとオソフ議員はサムスンの関係者にも会うことが分かった。現在、米テキサス州のテイラー市がサムスン電子の米国半導体工場の有力候補地として取り上げられているなかで、オソフ議員がサムスンの誰に会ってどのような議論を交わすかに関心が集中する状況だ。
  • 毎日経済 | ハン・イェギョン記者/イ・ユンジェ記者/ソ・ジヌ記者
  • 入力 2021-11-09 20:42:46




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