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韓半導体、世界DRAMの7割占める

サムスン電子とSKハイニックス 

  • 韓半導体、世界DRAMの7割占める

  • サムスン電子のクリーンルーム半導体生産現場。 [写真提供=サムスン電子]



グローバルなメモリ半導体市場で韓国企業の存在感が大きくなっている。 DRAM市場で独歩的1位のサムスン電子の第3四半期シェアは小幅ながら拡大している。

17日の台湾の市場調査機関トレンドフォースによると、サムスン電子の今年第3四半期のDRAMの売上げは直前の四半期よりも11.1%増加した116億8000万ドル(約13兆8000億ウォン)と集計された。このことから、売上げを基準にしたサムスン電子のシェアは前四半期よりも0.4%ポイント増えた44.0%を記録した。特に2位のSKハイニックスとの格差をさらに広げ、圧倒的な1位の座を守った。

SKハイニックスの今年第3四半期のDRAM売上げは前四半期よりも7.5%増加し、72億2500万ドル(約8兆5000億ウォン)と集計された。ただしSKハイニックスの市場シェアは前四半期(27.9%)よりも0.7%ポイント減った27.2%を記録した。

SKハイニックスのシェアはやや伸び悩んだが、サムスン電子のシェアと合わせれば韓国半導体のシェアは71.2%になる。 3位の米マイクロンのシェアは22.6%から22.9%に0.3ポイント上昇した。

  • 韓半導体、世界DRAMの7割占める

  • 世界的DRAM企業の売上げ状況[写真出処=トレンドフォースキャプチャ]



今年第3四半期の世界DRAM市場の売上げは、前四半期よりも10.2%増加した265億6900万ドル(約31兆4000億ウォン)を記録した。トレンドフォースは「DRAM価格は今年の第3四半期まで着実に上昇し、出荷量もともに増えた」とし、「こそのおかげでほとんどのDRAM企業の売上げが増加した」と説明した。

しかしトレンドフォースは最近、DRAM価格の下落傾向と取引き減少の影響で、第4四半期の世界DRAM市場の売上げは以前よりも減少するだろうと予想した。トレンドフォースは「DRAMの各顧客企業の在庫率が高い状況であり、DRAM価格も第4四半期は下落傾向に転換し、来年の価格追加引き下げを期待する顧客企業は購入に消極的な状況」だとし、「需要減少と価格下落の影響で、DRAM市場全体が鈍化するだろう」と展望した。

先月19日、トレンドフォースは報告書を通じて今年初めに始まったDRAM価格の上昇傾向が第4四半期に終わり、価格は前四半期よりも3~8%下落すると予想した。特に来年は本格的な下落局面に進入し、今年よりも15~20%下落すると予想した。

業界でも今年に入って始まったメモリースーパーサイクルは、第4四半期に頂点に至るだろうという観測が相次いでいる。すでに7月からDRAMなどのメモリ半導体価格は横ばいを続けている状況だ。

今年初めにはコロナ19事態によるIT需要の増加などで、半導体の好況が来年以降まで続くだろうという見通しが少なくなかった。しかし最近、半導体メーカーの相次ぐ増設によって供給過剰を憂慮する声が大きくなる状況だ。
  • 毎日経済 | キム・スンハン記者
  • 入力 2021-11-17 13:54:39




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