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トゥナム「仮想資産取引きプラットフォームに」…イ・ソグ代表


  • トゥナム「仮想資産取引きプラットフォームに」…イ・ソグ代表

「メタバースプラットフォームにブロックチェーンを結合したコミュニケーション空間を設けて、ブロックチェーン世界と現実世界をつなぐ」。韓国最大の仮想通貨取引所アップビット(UPbit)を運営するトゥナム(DUNAMU)のイ・ソグ代表(写真)は14日、メタバース空間で初の記者懇談会を開き、すべてのブロックチェーンコンテンツを取引するプラットフォームになるという抱負を明らかにした。

最近の急激な成長が自信ある抱負を明らかにした背景だ。イ・ソグ代表は「トゥナムは今年9月の時点で累積売上高2兆8209億ウォンと、営業利益2兆5939億ウォンを記録した」とし、「今年の税金だけでも1兆ウォン以上を納付すると予想される」と語る。営業利益は前年同期比で約28倍だ。トゥナムはこのような成果を土台に、ブロックチェーンを基盤にした生態系を造成し、非代替性トークン(NFT)などを前面に出して世界進出も成させるという計画だ。

またイ・ソグ代表は「インターネット革命とモバイル革命に続き、ブロックチェーン革新時代が来た」と強調した。この日の懇談会にはイ代表を含め、トゥナムのキム・ヒョンヨン共同創業者兼首席副社長、ナム・スンヒョン最高財務責任者(CFO)、イム・ジフン戦略担当理事(CSO)などが参加した。この日の懇談会はトゥナムのメタバースプラットフォーム「セカンドブロック(2nd block)」で行われた。

イ代表は新たな跳躍のためのトゥナムの未来戦略を「接続(connect)&価値拡張(unlock value)」と説明した。同氏は「アップビットと証券プラスなど、これまでのトゥナムの成功事例はいずれも取引きプラットフォームという共通点がある」とし、「さらに多様な分野に資産を拡張し、特にこれを国境なく広げて、トゥナムの成功方程式を再び立証するつもり」だと説明した。

イ・ソグ代表はこのための核心価値として、△価値の最大化、△多変化、△グローバル化、△持続可能性などの4つをあげた。同氏は「今後、ブロックチェーンを通じて現実世界のすべての関心とコンテンツがデジタル資産になるだろう」とし、「最近公開したNFT取引きプラットフォームのアップビットNFTを拡張し、純粋美術とKポップなどのファンダム基盤商品(グッズ)まで制限なしで取引きできるプラットフォームを構築する」と語った。

トゥナムはこのために防弾少年団(BTS)の所属会社ハイブ(HYBE)と戦略的に協力し、米国でジョイントベンチャー(JV)を設立して米国市場に進出する計画だ。先立って先月初めにトゥナムはハイブに第三者配分有償増資方式で7千億ウォンを投資し、同時にハイブも同じ方法でトゥナムに約5千億ウォンを投資するパートナーシップの契約締結を発表した。

この日、トゥナムのウリ銀行株の買い入れによる伝統金融とのシナジーに対する説明もあった。ナム・スンヒョンCFOは「ウリ金融と今後は協力する機会が多いだろうと思う」とし、「顧客便宜のために、伝統金融業界とのコラボレーションでさらに多くの機会を見いだせるように努力する」と明らかにした。

イ・ソグ代表はトゥナムのナスダック上場計画については「まだ確定したものは何もない」としながらも、「いつかは上場するだろう」と語った。
  • 毎日経済 | チェ・グンド記者
  • 入力 2021-12-14 17:51:10




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