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韓、大企業32社のうち7社が財務健全性「不安」…銀行管理を受ける


韓国の大企業の財務健全性に赤信号が灯った。銀行からの融資規模の大きい企業集団32グループのうちで7グループが財務健全性が脆弱であることが確認され、主債権銀行と約定を締結して管理を受けることにしたことが確認された。

15日のユン・チャンヒョン国民の力議員室によると、金融監督院から提出された資料によると今年の金融監督院が主債務系列に選定した32ヶ所のうち7ヶ所は主債権銀行と財務構造改選約定を締結し、3年間の管理を受けることにしたことが調査された。金融監督院は「銀行は主債務系列の財務構造評価および約定締結などに関し、内容に対する秘密維持義務がある」と明らかにした。

主債務系列は、昨年末の時点で総借入金が1兆9190億ウォン以上であり、銀行業界の信用供与残高が1兆1億ウォン以上の大企業集団を意味する。主債務系列には現代自動車グループ、サムスングループ、SKグループ、ロッテグループはもちろん、KT、大宇建設、東国製鋼などの国内屈指の大企業がすべて含まれた。

銀行と財務構造改善を約定した主債務系列は、今年になって急増したことがわかった。財務構造が脆弱であると評価され、約定を結んだ系列は2019年の4グループから2020年には4グループに、今年は7グループに増加した。昨年に比べて主債務系列に選定された系列数は4つも増えたが、約定を結んだ系列数も同様に増えたことはそれだけ大企業の財務構造が脆弱になったという意味だ。

各債権銀行は主債務系列を対象に財務諸表の健全性評価とともに、経営陣の違法行為、公正取引法違反および粉飾会計、偶発債務リスクなどの潜在リスクまでを総合的に評価して約定を締結する。特に今年からは連結財務諸表を基準に財務構造の評価を行い、海外部門の財務状態と実績を反映し、負債比率200~300%の区間は基準点数を細分化して評価した。

毎日経済新聞が今年の第3四半期を基準にした主債務系列の主企業32社の負債比率(負債/資本)を測定した結果、200%を超える主企業は総8グループであることが分かった。これを分析した結果、コロナ19の余波で営業に打撃を受けた航空産業と輸出に支障をきたした重工業企業などの健全性が悪いことが分かった。
  • 毎日経済 | キム・ユシン記者
  • 入力 2021-12-15 18:14:04




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