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韓、昨年のデジタル広告費7兆5千億…コロナで嵐の成長


国内広告市場はコロナ19大流行の余波にもかかわらず、歴代で最大規模に成長した。

第一企画は10日、昨年の国内広告費は前年比で20.4%増加した、総13兆9889億ウォンと集計されたと発表した。第一企画が1973年に集計を始めて以来の最大の規模で、年間基準では最高の成長率に該当する。国内広告業界がコロナ大流行の長期化に備え、デジタル中心に市場を再編した結果だというのが第一企画の分析だ。特にデジタル広告だけでなく、放送・印刷・屋外広告(OOH/Out of Home)市場がすべて成長したという点が目立つところだ。 4つの部門がそろって拡大したことは、去る2011年以降の10年ぶりだ。

昨年、デジタル広告市場は史上初で7兆ウォンを超え、広告市場全体の牽引を主導した。市場規模は前年比31.5%増の7兆5118億ウォンで、広告市場全体のシェアも初めて半分を超えて53.7%を記録した。イーコマース企業の検索広告の拡大とデジタル動画の利用時間の増加、細かいターゲティング広告などが成功要因としてあげられる。

伝統的な広告媒体に分類される放送と印刷広告市場も同伴成長した。 2021年の放送広告市場は前年比13.4%増加した4兆2億ウォンを記録し、2016年以降で5年ぶりに4兆ウォンを突破した。 48年ぶりに中間広告が施行されるなど一部規制が緩和されたうえ、総合編成チャンネルを含むケーブルチャンネルのドラマ・ゴルフ芸能コンテンツが人気を得た効果と分析される。印刷広告市場も新聞広告費と雑誌広告費が同伴増加し、1兆6609億ウォンに拡大した。同じ期間の屋外広告市場は、前年比で7.9%成長した8161億ウォンと集計された。縦型電光板やマンション液晶表示装置(LCD)などの生活接触媒体の需要拡大、バス・地下鉄広告市場の成長などでコロナ19の余波を一部勝ったという評価だ。

一方で第一企画は今年、国内広告市場が9.3%増加した15兆2842億ウォンを記録するという展望を出した。メディア別ではイーコマース企業の競争深化でデジタル広告市場が2桁以上の成長率を続け、放送広告市場は冬季オリンピックと大統領選挙やワールドカップなど、国内外のイベントで上昇を見せると予想される。
  • 毎日経済 | パク・ユング記者
  • 入力 2022-02-10 17:48:38




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