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韓国半導体各企業、大規模な技術人材の確保に乗り出す


半導体をはじめとする電子業界は、上半期の採用規模を昨年よりも増やす。世界の需要が回復しつつ技術戦争が激しくなる状況で、人材を先制的に確保して市場を先取りするという目標だ。 SKハイニックスが一番先に採用の砲門を開き、サムスン電子とLG電子も次々と公示を出す計画だ。

去る14日の業界によると、SKハイニックスは来る17日から2022年上半期の随時採用募集を開始する。今回の随時採用は、新入社員の選考と低年次経歴者を対象としたジュニアタレント選考に分けて行われる。今年の採用規模は1千人を軽く飛び越えると見込まれる。

今年、SKグループへの編入10年目を迎えたSKハイニックスは、新しい10年のための成長動力確保のために人材確保をさらに拡大するという覚悟だ。昨年は一年にわたって1千人近い人員を新規採用したが、今年は半導体の業況改善と設備投資などを考慮して採用規模をいっそう増やす方針だ。

SKハイニックスは特に今回の採用では、即時に現場投入する人材を確保することに注力する。 SKハイニックスは昨年から職務関連性の高い人材に、キャリア認定とともに処遇を支援するジュニアタレント選考を導入した。今回の採用では設計と素子や研究開発(R&D)工程、そして量産技術などの開発実務者を主に募集する。

サムスン電子も人材確保に積極的に乗り出す。まず17日までに半導体部門のキャリア社員を募集する。経歴2年以上を対象に進行される今回の採用は、半導体設計と材料・パッケージ開発などで行われる。入社時に華城・器興・水原・平沢・天安・温陽などの地域にある事業場に勤務する。サムスン電子は早ければ来月7日、系列社ごとに新入社員の採用公示を出す計画だ。書類の受付けを経て「サムスン考試」と呼ばれる筆記試験の職務適性検査(GSAT)と面接を通じて最終合格者を発表する。

他の系列各社もこれに合わせて採用を計画中だ。特に今年は採用規模を大きく増やすものと見られる。サムスングループは通常3年間の雇用人員は約3万人だが、先だって昨年は4万人に規模を拡大すると発表した。

随時採用を進めているLG電子も、大卒の日程に合わせて3月初めに新入採用に乗り出す見通しだ。これに先立ち、LGグループは2020年の下半期から公開採用の代わりに随時採用方式に切り替えた。事業本部ごとの求人に合わせ、採用連携型インターン公告を出す予定だ。 LGグループは今年から年間約1万人ずつ、3年間で3万人を雇用するという方針だ。
  • 毎日経済 | オ・チャンジョン記者
  • 入力 2022-02-15 06:39:16




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