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韓、4年後の国家負債比率18%ポイントに…OECD 1位


◆ 双子の赤字で警告灯ともる ◆

韓国の国家負債比率は経済協力開発機構(OECD)37カ国の中で最も急速に増加するという分析が出た。コロナ19事態と低出産・高齢化の克服のための財政支出は大きく増えるが、潜在成長率の下落で税収が減少し、長期の財政健全性が大きく脅かされるからだ。

17日、韓国経済研究院は国際通貨基金(IMF)の国家財政データをもとに、コロナ19が勃発した2020年から2026年までのOECD非基軸通貨国の財政展望を分析した。その結果、韓国の国内総生産(GDP)との対比で国家負債比率は2020年の47.9%から2026年には66.7%と、18.8%ポイント急増することが分かった。このような増加幅は、基軸通貨であるドル・ユーロ・円・ポンド・人民元を法定通貨として使用しない非基軸通貨国17カ国のうちで最も高いだけでなく、OECD全37カ国の中でも最も高い数値だ。

韓国経済研究院は、日本・米国・英国などの韓国よりも国家負債比率の高い基軸通貨国の場合、基軸通貨が安全資産と国際交換手段としての価値が高く、該当国の国債需要が多いことを勘案し、財政健全性の比較対象を非基軸通貨局に限定した。小商工人支援などを理由に攻撃的な修正予算編成を主張してきた与党では、これまで韓国の国家負債は国際水準に比べて高くないことを強調してきた。これに対し、専門家らは基軸通貨国と比較することは合わないと対抗してきた。

非基軸通貨国のうちでの国家負債比率順位も、2020年の9位から2026年には6階段も跳び上がった3位を記録するものと見られる。国家負債比率の順位が2020年に最も高かったカナダ(117.5%)とアイスランド(77.1%)が2026年にはそれぞれ89.7%と59.0%に減少すると予想されるものと比較すると対照的な姿だ。

このように韓国の国家負債比率が急速に増加する理由は、コロナ19パンデミックに対応するために増えた財政支出が今年から大きく減る他の国とは異なり、韓国は減少幅が大きくないためだ。各国の2020~2021年のGDP比の財政支出規模を100と仮定し、2022~2026年と比較した結果は韓国は98.6だったが、他の非基軸通貨国は平均91.0となった。韓国は2022~2026年にもコロナ19で増加した財政支出水準がほぼ維持される反面、非基軸通貨国は同じ期間中に財政健全性管理のため政府支出が減少するわけだ。韓国よりも高い国はトルコ(103.1)しかなく、OECD全37カ国に拡大しても韓国は2位を維持した。このために韓国は他の非基軸通貨国とは異なり、財政赤字の規模も高い水準で維持されるだろうという懸念の混じった展望が出ている。

特に世界でも最低水準の合計出生率と長期潜在成長率の急落で税収が減る一方、人口の高齢化で財政支出の需要はますます増加し、国家負債は増えるしかないという点が問題だ。

韓国経済研究院のチュ・グァンホ経済政策室長は、「韓国は発権力を持たない非基軸通貨国なので、有事時に備えた財政健全性の確保は、マクロ経済の安定性確保の面で非常に重要な事案」だとし、「財政準則の法制化と積極的な歳出構造の調整を急がなければならない」と主張した。
  • 毎日経済 | アン・ビョンジュン記者
  • 入力 2022-02-17 19:50:08