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韓ナフサ輸入、ロシア産が最大…油化業界、物量確保に超非常


  • 韓ナフサ輸入、ロシア産が最大…油化業界、物量確保に超非常

国内の各石油化学企業は、ロシアから輸入していたナフサを代替できる第三国の企業を緊急に探している。過去に米国が対イラン制裁を強行する当時、輸入制限措置がとられた先例があるために、供給網を多様化するための緊急対策の準備に突入したわけだ。ロシア産ナフサの輸入比重が高い石油化学企業の場合、「つま先に火」が付いたわけだ。

ナフサはエチレンやプロピレンなど、石油化学企業が生産する主要製品の原料だ。エチレンやプロピレンなどはプラスチックなどの各種化学製品の原料として使われているため、「産業の米」とも呼ばれる。精油会社もナフサを添加してガソリンを製造する。

韓国石油化学協会によると、韓国は昨年2900万トン規模のナフサを輸入したが、このうちロシア産物量が23%で1位だ。国内の石油化学企業もナフサを直接生産することから、ナフサの使用量の半分は国内供給を通じて行われる。問題はロシア産ナフサの輸入が制限される場合、約4分の1に該当する物量を他の場所で確保しなければならないという点だ。ロシア産ナフサを多く使う企業の場合、適期の対応ができなければ打撃が大きくなることがある。

主に中東産ナフサを使う企業も安心できる状況ではない。中東産ナフサに需要が集まると、価格がさらに上がることがあるからだ。ナフサの価格はすでに急速に上昇している。グローバルなエネルギー分析企業の米S&P Global Platts(S&Pグローバルプラッツ)によると、23日の時点でナフサの価格はトン当たり888ドルで、ここ1年のあいだで最高値だ。昨年初め(1月1日で486ドル)に比べると2倍近く上がった。

国際原油価格の上昇はナフサの価格を継続して引き上げている。原油からナフサを取り出すことから、原油価格の上昇はナフサの価格上昇に直結する。石油化学業界はナフサ供給網の多様化とともに価格上昇という二重苦を迎えるやいなや、政府に緊急割当関税を要請した状態だ。輸入ナフサに対する現在の関税は0.5%だが、一時的に関税を撤廃してほしいということだ。

今回の事態が長期化する場合、中小企業の被害が大きくなるという懸念も出ている。ナフサの価格が上がる中で前方産業での需要が縮小すると、エチレンとプロピレンなどを買って製品を作る中小企業の場合、売れる所がなくなる可能性があるからだ。業界の関係者は「大企業の場合は製品の多角化などで対処が可能だが、中小企業の場合は対応能力が落ちるため、工場を止めることが起こりうる」と語った。

精油業界も状況を綿密に見守っている。原油価格の上昇は最近になって蘇った石油製品の需要を、再び萎縮させることがありうるからだ。 25日、ブレント油の先物価格は場の中でバレル当たり100ドルを突破した。 2014年以来の8年ぶりだ。西部テキサス産原油(WTI)の先物もバレル当たり4ドル以上も上がって96ドルを突破し、2014年8月以来での最高価を記録した。

韓国石油公社によると、昨年の国内原油導入量のうちでロシア産は5.6%水準だ。物量面では大きくないために、他の国で代替できる水準だ。しかしロシアはサウジアラビアに続く世界2位の原油輸出国であることから、石油市場全体に及ぼす影響は大きい。

このために国内精油業界はロシア戦争の勃発が国際原油価格をバレル当たり120ドルまで引き上げるだろうと「労心焦思(ひどく心配)」している。精油業界は精製マージンが低くなる状況を、最悪のシナリオと仮定する。精製マージンは最終的な石油製品の価格から原油価格と輸送・運営費などを引いた金額だ。石油製品の需要が減る場合、製品を生産しても価格が低く形成されて収益性が悪化する。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者/イ・チュッポク記者
  • 入力 2022-02-25 17:55:34