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韓国化粧品、中国で苦戦…現地消費者の変化を読めず


中国市場に進出した韓国化粧品ブランドは、変化している現地の消費トレンドに適切に対応できず、苦戦しているという分析が出た。

中国官営メディア環球時報の英文版であるグローバルタイムズは最近、「韓国化粧品ブランドが中国で光を失った」というタイトルの記事を通じてこのように報道した。

23日(現地時間)のグローバルタイムズによると、アモーレパシフィックの高級化粧品ブランドであるヘラ(HERA)は最近、中国各地のオフライン店舗を閉鎖した。また中国版カカオトークのWeChat(ウィチャット)でもオンライン販売を全て中断した。

イニスフリーも中国内の店舗数を大幅に減らしている。かつては800店舗を超えたイニスフリー店は、今年の末までに140店舗に減る予定だ。

グローバルタイムズは、韓国化粧品企業が時々刻々と変化する中国消費者のトレンドに、マーケティング戦略を適切に変えなかったと指摘した。消費者のニーズをきちんと攻略できず、売上げが減少したという分析だが、さらにコロナ19の拡散で外出が大幅に減少したことも原因と指摘された。

実際、KOTRA貿易投資研究センターが最近公開した「2021年韓国の電子商取引輸出動向」報告書によると、昨年の中国への化粧品輸出額は現地の化粧品に押され、前年比で44.5%減少した。一方、日本と米国への輸出はそれぞれ99%と389%増加した。

先立ってヘラは2016年7月、K-POPなどの韓流文化の人気に支えられ、中国市場に公式に進出したことがある。進出2年前の2014年にも、中国市場に6億ドル(約7200億ウォン)相当の化粧品を輸出するなど、現地で人気を集めた。当時、韓国全体の化粧品輸出額の31%に達する金額だ。

一部では中国市場で苦戦を免れないのは、ひとり韓国企業だけではないという分析もある。愛国消費を意味する「國潮」熱風が吹き、中国人が世界的なブランド商品を自国産に大挙して置き換えているからだ。

代表的なのがスポーツブランドだ。米ブルームバーグによると、2018~2019年の中国市場で売上げ1位をめぐって争ったナイキとアディダスは最近、中国最大のeコマースプラットフォームアリババ「天猫(Tmall)」の順位圏からすべて消えた。

流通業界ではこれらのグローバルブランドがウイグル綿花の不買を宣言した点と、国粋主義的性向を見せる現地の2030消費者が噛み合って売上げが急減したという分析も出ている。
  • 毎日経済 | イ・サンヒョン記者
  • 入力 2022-03-24 10:07:26