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LGエネルギーソリューション、北米工場新設に6兆5千億投資


  • LGエネルギーソリューション、北米工場新設に6兆5千億投資

  • ステランティスのマーク・スチュアートCOO(最高運営責任者・左)とキム・ドンミョンLGエネルギーソリューション副社長。[写真提供= LGエネルギーソリューション]


LGエネルギーソリューションはカナダと米国に電気自動車用バッテリー工場を建設するために計6兆5000億ウォンを投資する。年初のIPO(企業公開)以後に10兆ウォンほどの投資が予定されたなかで、北米の電気自動車の主導権掌握に乗り出すわけだ。今回の投資で国内バッテリー企業ではカナダに初の工場を、米国には初の円筒型バッテリー工場を建てることになった。

LGエネルギーソリューションは24日、カナダのオンタリオと米アリゾナに新規にバッテリー工場を建設すると明らかにした。カナダのオンタリオにはグローバルな自動車メーカーのステランティスとの合弁工場が、米アリゾナにはLGエネルギーソリューション単独のバッテリー工場が建設される。

LGエネルギーソリューションは昨年、ステランティスとの合弁会社設立を発表してカナダ進出を予告した。合弁工場はオンタリオ州ウィンザー市に設立され、両社の投資金額は4兆8千億ウォンだ。今年の下半期に着工し、2024年の上半期に量産に突入する。両社はバッテリーセルだけでなく、モジュール生産ラインも建設する予定だ。生産量は米クライスラーや米ジープなど、ステランティスの次世代電気自動車に搭載される。

両社は23日(現地時間)に現地で投資発表イベントを開き、このような内容を明らかにした。最近、カナダが電気自動車産業の誘致に積極的に乗り出しているなかであり、この日のイベントにはフランソワフィリップ・シャンパーニュ産業部長官など政府の主要関係者らも参加した。カナダのジャスティン・トルドー首相は「新工場は数千あまりの雇用を創出し、未来世代のためのカナダの親環境産業と経済を構築する上で非常に重要な役割を果たすだろう」と祝いのメッセージを伝えた。

両社は合弁工場が北米の電気自動車市場で影響力を拡大する核心基地になると期待している。

LGエネルギーソリューションは米アリゾナ州クーンクリークに自社工場も新設する。ここは円筒型バッテリーだけを生産する工場で、1兆7千億ウォンが投資される。生産能力は総11ギガワット時規模で、今年の第2四半期に着工して2024年下半期の量産が目標だ。

LGエネルギーソリューションが北米に円筒型バッテリー専用の独自生産ラインを構築するのは、米国の電気自動車のスタートアップを攻略するための布石だ。米リヴィアンや米ルシッドモーターズなどは、バッテリーモジュールに円筒形型を採用している。またLGエネルギーソリューションは米ローズタウン・モーターズや米プロテラなどに円筒型バッテリーを供給している。アリゾナ工場で生産される物量は、水素トラックメーカーの米ニコラなどの多様なメーカーに供給されるものと見込まれる。ニコラは最近、電気トラックの生産に突入している。

LGエネルギーソリューションの関係者は「米国で円筒型バッテリーを採用した電気自動車のスタートアップが頭角を示している」とし、「新規工場を通じて北米の円筒型バッテリー市場に積極的に対応する計画であり、今後の増設も検討中」だと語った。 LGエネルギーソリューションは2025年以降、北米だけで200ギガワット時を超える大規模な生産能力を備えている。
  • 毎日経済 | イ・ユンジェ記者
  • 入力 2022-03-25 10:15:48