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革新なく、うわべだけ育てたモニュエル

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  • 革新なく、うわべだけ育てたモニュエル
「モニュエルは、核となるエンジンの技術なしに、デザインだけきれいなコンセプトカーだけ作って終わったようなものです。成長の限界があるしかありませんでした」

中小・中堅企業を経て、大企業への成長を期待されていた企業、モニュエルがとつぜん法廷管理を申請した。真実は今後明らかにされるだろうが、単純なビジネスの失敗ではなく、架空売上げ・不法融資などの異常経営を行った疑いが出ている。すでに革新的な企業というイメージに致命的損傷を加えられた状況だ。

モニュエルの根本的な問題は、革新的な技術力がないという点だった。ロボット掃除機・ホームシアターPCなど、世間の注目を集めた製品は、アイデア商品のレベルにとどまり、大量販売に結びつかなかった。製品の生産も自社工場ではなく、相手先ブランド名製造(OEM)、相手先ブランド名開発製造(ODM)の形式を借りて外注製作に依存した。数年間、研究開発投資よりも広告・販促などのマーケティングに多くの費用を使ったりもした。ある家電業界関係者は、「モニュエル製品は、見た目はきれいだが、性能面ではさほどではなかった」とし、「これまで信じられないほど上昇した売上高自体が容易に理解できなかった」と伝えた。このようなことから、昨年1兆ウォンを超える売上高が、ほとんど海外法人を利用した架空の売上高であるという疑惑を買うのに十分だ。内実をすべてしっかりと固めることができず、外形の成長を成し遂げられなかったのだ。

革新的な企業として崇められていたモニュエルの失敗は、核となる技術力なしには、中小企業が成長の梯子を登って大企業に成長できないという事実を如実に示している。なお、昨年の夏に会社を信じて済州島に引っ越した100人余りの役職員と上場した子会社であるジャルマンテックに投資した善良な個人投資家だけが莫大な被害を被っている。去る7月、中小企業庁は、1000億ウォン以上の売り上げを上げたベンチャー企業が454所と最大値に達し、1兆ウォン以上も8社にもなると発表した。それから100日も経たないうちに8つの大型社のうち、パンテックとモニュエルが崩れて、経済回生の雰囲気に水を差している。

ベンチャー・中小企業がバブルのない堅実経営を通じて、より多くの良質の雇用を創出し、経済に活力を吹き込むことを期待する。
  • 毎日経済_中小企業部=チン・ヨンテ記者/写真出処:blog.naver.com/moneual | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-27 17:22:52




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