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[FOCUS] 生活芸術 ①、仕事の後にドラムを叩きに行く

生活芸術全盛時代 ①/② 

  • [FOCUS] 生活芸術 ①、仕事の後にドラムを叩きに行く
  • < アマチュア音楽団体 >

先月19日、ソウル・光化門広場。黄金色のサックスとチューバ、フルート、クラリネットなどの管楽器を持った演奏者600人が世宗文化会館の階段をぎっしりと詰め座っていた。彼らが演奏するエルガーの「威風堂々」の音が徐々に空に向けて鳴り響いていった。顔が赤くなるほど力いっぱい楽器に息を吹き込む演奏者はアマチュアだ。白髪の老人と主婦、会社員、青少年など様々な人が集まったウインド連合オーケストラだ。音程はやや不安だったが、目つきと表情、情熱だけはプロだった。世宗文化会館市民芸術祭の舞台のために、数多くの夜を明かしながら楽器と格闘した。

この日、アルトサックスを演奏した景福ウインドオーケストラの団員であるキム・セギュンさん(65)は、公演後にのどが潰れるほどに練習した。それでも彼は「大きな舞台で演奏することになり、家門の栄光」と言いながら嬉しそうだった。彼は2004年に定年退職後、楽器を手に取った。デパートの文化センターと近所の住民センターで基礎を学んだ後、景福高等学校の卒業生たちが結成した景福ウインドオーケストラに入った。彼は「オーケストラが調和したときに『私の演奏も素晴らしいんだ』という誇りを感じながら、隣に友達がいるから寂しくない」と「音楽は私の人生に活力を与えるビタミン」と述べた。楽器を演奏しながら厳しい日常のストレスを忘れる人が増えている。ソウル・京畿地域にのみアマチュアオーケストラが最小で180個(世宗文化会館集計)ある。社会人バンドも3000チームを超える。

生活の芸術時代だ。芸術は専門家の領域だけにとどまらず、大衆の日常に深く食い込んでいる。音楽だけでなく、演劇、バレエ、文学、美術、写真を介して、人生の意味を振り返ってみる人が増えている。

<続く>
  • 毎日経済_チョン・ジヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-31 15:32:20




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