[未来を変える革新技術] ウェアラブルコンピュータ

ギャラクシーギアを始めにアップルのアイウォッチなどまぶしい発展期待 

自動車、冷蔵庫、スーマーマーケット、スマートフォン。共通点は何だろうか。

まさに世界を変えた革新的な技術と概念が導入されたということだ。既存の市場を破壊し、新しい市場を創出するいわゆる「破壊的革新」だ。

自動車の普及で人々は道に制約を受けなくなり、冷蔵庫が開発されながら食品の保存期間が長くなった。また、大型スーパーマーケットが登場し、家計は合理的な消費をできるようになった。一緒に物価も安定化したということが専門家の見解だ。

スマートフォンも同様だ。電話機はもちろん重いコンピュータまで片手の中に入ってきた。ナビゲーションやMP3などのマルチメディアプレーヤー機能を代替し始めたのはもっと久しい。

それなら、スマートフォン以降また異なる「破格的革新」はないのだろうか。あるとすれば、どのような技術と製品が候補になるだろうか。

◆「ウェアラブルコンピュータ」モバイルコンピュータ以後、新たな成長分野に注目

ウェアラブルコンピュータは衣類にPC機能を入れたコンピュータ。易しくいうと、体に着用したり掛けたりできる形態になった機器を意味する。映画「アイアンマン」に出たスーツもウェアラブルコンピュータのうちのひとつだ。

ウェアラブルコンピュータの歴史は、トロント大学のスティーブ・マン(Steve Mann)教授から始まった。彼は実際にコンピュータを体に掛けることができると最初に考えた人で、1980年代から個人用生体自己制御システムなどを研究してきており、1990年中盤には自身のディスプレイでキャプチャーしたリアルタイムビデオをウェブに上げるシステムを開発した。彼の成果がグーグルグラス(眼鏡)のパターンになったと見ても差し支えないほどだ。

コンピュータの使用位置が工場のような大きな実験室から、机の上と膝の上に、手のひらへ、だんだん人体と近くなり、すでに人間に掛ける服の中に染み込むようになったのだ。

◆スマートグラス・ウォッチ開発は長くかかったが…

そうであれば今まで私たちが接することのできるウェアラブルコンピュータはどのようなものがあるだろうか。専門家は、グーグルグラスを含めたスマートグラスとスマートウォッチが常用化を目前にした最も革新的なウェアラブルコンピュータとして挙げる。

KDB大宇証券によると、スマートグラスはグーグル以外にもVuzix(ノキア共同開発)、日本のエプソン(Epson)とブラザー(Brother)、イスラエルのルーマス(Lumus)をはじめ、韓国のアキュフィックス(Accupix)は閉鎖型タイプを開発し、イレンテック(Elentec)は透過型を開発中だ。

  • < スマートグラス市場の見通し >

市場の可能性はどうだろうか。

KDB大宇証券ソン・ジョンホ研究員は「スマートグラスに対する需要調査機関は、2016年までに市場規模を46~60億ドルで予想しているが、少なくとも2016年には120億ドルまで拡大し、2018年には270億ドルで市場予想より速く成長するだろう」と見通した。ただし「スマートグラスに対する社会的な拒否感と私生活侵害論難が相変わらず論難として残っており、初期市場形成に時間がもう少しかかる可能性がある」と指摘した。

スマートグラスがウェアラブルコンピュータの始まりとして見ることができるとすれば、スマートウォッチはウェアラブルコンピュータを実生活の近くに補給する先兵になることと見られる。

スマートウォッチと呼ぶことのできる最初のデバイス(機器)は、1999年サムスン電子が発売した。ウォッチフォン(SPH-WP10)と呼ばれたこの機器は、腕時計に通信モジュールを組み合わせ携帯電話を代替する目的で発売されたが、大きな人気を呼ぶことはできなかった。また2009年にもウルトラスリムウォッチフォン(S9110)を出したが失敗し、LG電子はLG0GD910を発売したが関連市場は形成できなかった。

◆ ギャラクシーギアを始めにアップルのアイウォッチなどまぶしい発展期待

初期市場定着は失敗したが、スマートグラスとウォッチは速く発展している。サムスン電子は昨年9月5日、スマートウォッチである「ギャラクシーギア」を発売したのに続き、後続製品を今年上半期中に発売すると知らされた状態だ。また、未だ公開されない製品だがアップルは米国特許庁にアイウォッチ関連の特許図面を登録し、腕(Wrist)という単語が含まれた特許79種類を出願したことがあり「iWatch(仮称、アイウォッチ)」を間もなく発売すると見通す。

去る7-10日(現地時間)米国ラスベガスで開かれた世界最大電子ショー「2014CES」では、電子腕時計として有名なカシオはもちろん世界最大モバイルアプリケーションプロセッサ(AP)業者であるクアルコムもスマートウォッチを出した。

またLG電子は、身体活動量を測定する「ライフバンドタッチ(Lifeband Touch)」と耳に流れる血量で心拍動をチェックする「心拍動イヤフォン(Heart Rate Earphone)」を初めて公開した。

ソニーは日常活動を詳細に記録し、スマートフォンを通して知らせる「スマートバンド(SmartBand)」を出しもした。

KDB大宇証券研究員のソン・ジョンホ氏は「今後スマートフォン市場は、モバイルコンピューティング市場としてさらに発展するだろう」とし「ウェアラブルコンピュータはモバイルコンピュータと人間を繋いでくれる連結の輪の役割だ。M2H(Machine to Human)コミュニケーションで派生する多様な形態のビッグデータは、新しいビジネスに連結されるだろう」と見通した。

続いて「サムスン電子スマートフォン出荷は2014年に4億2000万台を超え、本格的に規模の経済を拡大していくだろう」とし「サムスン電子のこのようなグローバルスマートフォン1位業者としての波及力とシナジーは、ウェアラブルコンピューティング時代にも光を放つ展望」だと判断した。
  • 毎日経済_チェ・イクホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-14 09:04:56