ソ・ヨンヒ、韓服の世界化のために努力

芸術監督兼スタイリスト 

ジーンズに似合う韓服が登場したらどうだろうか。

現代社会で韓服は、単に先祖の衣服もしくは慶弔事に礼を備えるために着る服として認識されている。しかし、韓服の世界化を実現させるために努力するイベントが持続的に進行されながら、変化の動きが少しずつ生じている。

そして、その中心には芸術監督兼スタイリストのソ・ヨンヒがいた。ファッションマガジン「VOGUE KOREA」のスタイリストとしてよく知られた彼女は、2006年、初めて韓服の魅力にのめり込むようになったと打ち明けた。「韓服は、韓国の服であるため固有の土の匂いを含んでいます。とくに、深みからにじみ出る飾り気のないデザインをつくり出すことができると考え、伝統韓服から日常で軽く着ることのできる生活韓服まで、その意味を広めたいという目標ができました」。

ソ・ヨンヒは17日、文化駅ソウル284で進行される第17回「韓服の日」イベントで芸術監督を務め、「韓服ファッションショー」を率いることとなった。文化体育観光部が主催する本イベントは、変形した生活韓服を大衆に披露する席として用意された。特に、韓服デザイナーの創意力とデザイン開発の場を開くシステムが必要だとしきりに強調してきた彼女にとって大きな意味が込められているイベントだ。

「明らかに、韓服デザイナーにも作りたいデザインがあるでしょうが、経済的な問題で婚需韓服などの伝統的なデザインに局限され、デザイン開発に困難があったのも事実です。しかし、国からファッションショーのため、生地費からヘアー、メイクアップ、モデル、場所まですべてのことを支援してくれ、デザイナーたちに良い機会となりました。今回のイベントのように、韓服のための予算が拡大され、きちんと使われればと思います」

思い出は大切にするもの、デザインは発展しなければならない

しかし、一朝にして韓服に対する認識とデザインが変わりはしないだろうという憂慮の声を出したりもした。また、長い時間、伝統方式を追求してきた韓服デザイナーの否定的な視線もあなどれない障壁だった。

「韓服の変形を引き出したいけれど、学会の顔色をうかがって下手に試せないデザイナーが多いです。しかし、時代に合う韓服は、気楽に着られるデザインでなければならないと考えます。現在、韓服が既製服に比べ10年程度遅れていると考えるので、西洋の服との競争で生き残るには『発展と変形』が必要でしょう」。実際に彼女は、コート形式のトゥルマギ、ブラウス形態のチョゴリなど、アイデンティティーと実用性をくっきりとあらわにできる韓服が必要だと繰り返し強調した。また、韓国がグローバルになるほど、このようなデザインの韓服が開発されてこそ、競争力を持ち合わせることができると付け加えた。

一方、伝統美が消え韓服固有の美しさを失う恐れもあるという一角の意見に対しては、「均衡と調和」を強調しながら言葉を続けていった。「過去の品物を記念で大切に保管することはできても、現代生活につなぎ合わせて使用するのに不便なのは事実です。韓服も同様で、生活に必要な部分を充足させなければなりません。私たちはすでに現代文化を持っているため、伝統だけに固執すると、結局淘汰するしかないでしょう。思い出は大切にするもの、デザインは終わりなく発展しなければみなりません」。

韓服を越えた創意性を見せることが芸術監督としての彼女の目標だった。今回の「韓服の日」ファッションショーイベントもやはり、一回性で終わるのでなくコレクションのように毎年進行される予定で、変化した韓服デザイン発展に期待を集めている。「23年の間、スタイリストの仕事をしながら一瞬で目標が叶えられたことはただの一度もありませんでした。一つずつ積んで15年目になった年に、スタイリストとして認定を受けるようなりましたが、これと同様で、どのような分野でも十分な時間と努力が必要でしょう。韓服ファッションショーもやはり、回を重ねるごとに次第に発展されていくことと考えます」。

このように韓服の世界化のために先立って努力する彼女の挑戦は、伝統デザイン界の新しい鑑として作用するだろう。西洋文化が深く染み込んだ現代社会で、深い韓国の粋を取り戻せることを期待してみる。
  • MKファッション_パク・シウン記者/写真=チン・ヨンス記者
  • 入力 2013-10-17 11:22:06