シニア創業、現職経歴生かすことが最高競争力

創業出る前に現場実務経験必須 

「100歳時代」。今の50~60代は、長くなった老後のために引退をしても続けて仕事をしなければならない時代になった。「老テク」のうちのひとつとして、創業を選択する人も増えている。韓国銀行によると、昨年1月から3月までの3か月間、全体自営業者数は減少したが、50歳以上の自営業者は約9万人増えた。高齢化時代の断面を見せてくれる指標だ。

しかし、シニア創業者は青年創業者に比べ、体力・情報力などで劣勢だ。金融決済院によると、2012年全体倒産自営業者の47%が50代、27%が60代で50代と60代が3/4程度を占めた。失敗すると再起する時間が不足するシニア創業、どのような点を注意しなければならないだろうか。

一番目、創業前十分に理論ならびに実務教育を受けなければならないことはもちろんで、可能であれば現場で実践経験をしてみるのがよい。まず公共機関が施行する各種創業支援プログラムを活用しよう。創業振興院で施行する「シニア創業スクール」は、業種選択に役立つ。コンサルティングなど職場生活経歴を生かせる「経歴開発型創業」、花卉造園など「趣味連携型創業」、社会的企業など「社会参与型創業」、フランチャイズ加盟店など「生計維持型創業」など40種類余りの業種に渡り約80時間課程の教育プログラムを年中実施する。

小商工人振興院で施行する「シニアCEOオーダーメイド型創業支援」プログラムは、専門サービス業、アイディア事業、製造業など、高付加価値業種で創業をしようとするシニアへ数千万ウォン台の創業資金と事務空間を支援してあげる制度だ。ソウル蘆原(ノウォン)区ソウルテクノパークなど、全国11か所にある「シニアビズプラザ」は、創業教育とメントリング、事務空間提供、コミュニティ活動などを一場で解決できるワンストップ創業支援空間だ。これ以外に、各自治体が運営する各種シニア創業センターや「ルホボット」など、民間企業のなかでもシニア創業者のための事務空間がかなり多く運営されているので、細かく調べてみる必要がある。


二番目、フランチャイズ加盟店創業は、業種選択より本社をうまく選択することがさらに重要だ。いわゆる浮く業種の中には、流行で終わる業種も多く、たとえ最初にはうまくいく業種だとしても、すぐに競争店舗が発生し、長期間大きな利益はみられないことが創業市場の実状だ。むしろ持続的にブランド競争力を維持してくれる本社が、長期的に店舗売上にさらに有利だ。本社選択をうまくしなければならないということは、あまりにも当然で易しい言葉のようだが、創業者はこれまで毎度誤って判断してきた。とくに創業費用を減らしてくれるという言葉に騙される場合が多かった。

もちろん、優良本社の中で加盟店との同伴成長のため創業費用支援政策を広げもするが、不良本社の生存のためすぐに加盟店を募集しなければならない「悪魔の誘惑」もあることを肝に銘じなければならない。食材供給、店舗運営など加盟店支援システムを持ち合わせた本社なのかを必ず確認しなければならない理由だ。マネージャーを派遣してくれる本社、加盟店と共同で投資し店舗運営は本社で引き受けてしてくれる委託型創業は、創業初歩者が考慮する価値がある。

三番目、インターネット、スマートフォンなどICT機器活用能力を育てなければならない。2013年末現在、韓国国民のインターネット利用率は82%に達するが、60歳以上のインターネット利用率は27%に過ぎない。IT技術を基盤にするハイテク創業はもちろん、外食サービスなど生計型創業でも情報収集と対顧客疎通はとても重要だ。チラシや商店冊子で広報する時代は去り、インターネットとスマートフォンを活用した広報マーケティングが普遍化している。終わりに、シニア創業者は過去待遇を受けていた時代の記憶から完全に抜け出さなければならない。自分より年齢が若い顧客にも頭を下げられるサービスマインドで武装しなければならない。
  • 毎日経済.Citylife_カン・ビョンオ 中央大兼任教授(創業学博士)/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-22 10:51:38